マスクマンと賢者の静脈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 10:19 UTC 版)
「機動旅団八福神」の記事における「マスクマンと賢者の静脈」の解説
マスクマンは、正確な名称は作中に登場しないが、思考通信と呼ばれる頭の中で思い浮かべた概念を言語を介さずに意思疎通する技術に使う「マスク」を被った人物たちの組織。おそらく社会全体を支配する様な権力を持った富裕層と思われる。アメリカ、中国の陣営を問わずにメンバーは所属し、ゆくゆくは国家という概念はなくなると考えている者もいるが、基本的には利権を追及する集団であるらしく組織全体で何か目的があるような動きはない。しかし複数の人間が思考を接続しているため、自然と思考の方向が同じになるよう収束されていく傾向があるらしい。 一方、賢者の静脈とは、アンチ=ニュートン社が持つシステムで膨大な情報を処理するコンピューターのようなもの。こちらも思考通信を利用した技術で「コンタクトレンズ」のようなもので情報を閲覧することができる。ただマスクマンと違い相互に情報のやり取りをするシステムではなく世界中から収集した情報を処理して一方的に送って来るだけのようである。 前者は意思疎通、後者は情報処理の目的で思考通信、言葉にならない概念を相手に伝える技術を利用するシステムだが、両者の働きの所為か戦争は冷戦状態になり、登場人物たちは人の死なない戦争を目指そうとする傾向が現れた。しかし物語の終盤に両方とも破壊され、世界は再び戦争が繰り返されるようになる。
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