マクロの製品ライフサイクル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 07:33 UTC 版)
「商品ライフサイクルマネジメント」の記事における「マクロの製品ライフサイクル」の解説
「製品ライフサイクル」も参照 マーケティング理論においては、製品が販売開始されてから販売終了にいたるまで導入期、成長期、成熟期、衰退期の段階を経ると考えられており、その間の製品に対する需要量は次のようにS字のカーブで変化するとされている。 導入期:新しい製品を販売した直後は認知度が高くないため、需要量は低い。先端顧客を対象としたスキミング戦略が採られることが多い。 成長期:一度認知され成長期に入ると需要量は急激に増加するため、市場に参入する業者が増加する。 成熟期:需要量は頭打ちとなるものの、市場参入業者はさらに増加するため競争が激化する。 衰退期:技術革新などのために衰退期に入ると需要量は減少し、市場から業者が撤退していく。 この間、製品の価格も高、中、低、やや上昇と変化し、戦略も変わる。 あらゆる商品がこのような4段階を経るわけではなく、それぞれの段階がどれだけの期間続くかも商品によって異なり、それは商品や産業の定義にも依存する。たとえばカメラ業界は成熟期に入ったと思われた頃にデジタル技術やパソコンの導入・普及により成長を再開した。この場合、カメラ全体として見れば成熟期に入った産業の再成長とみなされるが、デジタルカメラに限れば新しいPLCの始まりとみなされる。同様の例にはレコードとCD、固定電話と携帯電話などがある。
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