マクロオートファジー【macroautophagy】
読み方:まくろおーとふぁじー
マクロオートファジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:41 UTC 版)
「オートファジー」の記事における「マクロオートファジー」の解説
細胞がある種のストレス(アミノ酸飢餓の状態や、異常タンパク質の蓄積)に晒されると、細胞質中の一部で、過剰に作られたタンパク質や異常タンパク質と共にリン脂質が集まり、オートファゴソーム(Autophagosome,AP、またはオートファジー小胞 Autophagic vesicle)と呼ばれる細胞内構造の形成が始まる。集積したリン脂質は隔離膜(Isolation membrane, IMもしくはPhagophore, PG)と呼ばれる脂質二重膜を形成し、さらにそれが成長していくことで、細胞質成分やオルガネラなどを二重のリン脂質の膜で取り囲んだ小胞が形成される。この小胞形成には、Atg (autophagy)タンパク質と呼ばれる一群のタンパク質が関与している。
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