【マクダネル】(まくだねる)
マクダネル・エアクラフト(McDonnell Aircraft Corporation)。
1938年にジェームス・マクドネルが設立した航空機メーカー。
第二次世界大戦期に発展した新興メーカーであり、ジェット機への取り組みが早かった。
FD(FH)「ファントム」を皮切りに、F2H(F-2)「バンシー」、F3H(F-3)「デーモン」など、黎明期のジェット艦上戦闘機を次々と開発した。
戦後、これら艦上戦闘機やF-101「ブードゥー」のノウハウを組み合わせて開発したF4H(F-4)によって大成功を収める。
同社が開発した機体の愛称は「亡霊」、もしくはそれに類する超自然現象に由来するもので統一されていることも有名。
1967年にダグラス社と合併し、マクダネル・ダグラスとなる(その後、1997年にボーイングと経営統合されて法人格消滅)。
マクダネル
マクドネル・エアクラフト
(マクダネル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 02:02 UTC 版)
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業種 | 航空宇宙 |
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その後 | ダグラス・エアクラフトと合併 |
後継 | マクドネル・ダグラス |
設立 | 1939年 |
創業者 | ジェームズ・スミス・マクダネル ![]() |
解散 | 1967年 |
本社 | アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス |
製品 | 航空機 |
マクドネル・エアクラフト(McDonnell Aircraft Corporation )はアメリカの航空機メーカーである。1967年にダグラス社と合併してマクドネル・ダグラスになった。マクダネルの表記揺れあり。
1938年ジェームス・マクドネル(James Smith McDonnell)によって、ミズーリ州セントルイスに設立された。第二次世界大戦によって発展し、新興メーカーのためジェット戦闘機に対する取り組みが早かったので戦後F-4 ファントムIIなどで有力な戦闘機メーカーになった。開発した機体の愛称を亡霊もしくはそれに類するもので統一していたことでも知られる。
主な製品及びプロジェクト
- XP-67 バット
- FD/FH-1 ファントム
- F2H バンシー
- XF-85 ゴブリン パラサイト・ファイター
- XF-88 ブードゥー
- F3H デーモン
- F-101 ブードゥー
- F4H/F-4 ファントムII、F-110 スペクター
- マクドネル 119/220
- XV-1 コンバーチプレーン
- XH-20 リトル・ヘンリー
- XHJD-1 ワラウェイ
- マーキュリー計画
- ジェミニ計画
関連項目
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