ポート・ディクソン支線
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「マレー鉄道」の記事における「ポート・ディクソン支線」の解説
ディクソン港からスレンバンまで貨物を輸送するため、マレーシアで三番目の鉄道として1890年5月6日に開通。 1901年、ポートディクソンにシェル石油の製油所が操業を開始し、ポート・ディクソン支線は石油製品の輸送で輸送量を大きく伸ばした。その後1964年にエッソの製油所が操業を開始し、それ以来ポート・ディクソン支線は石油製品の輸送ルートとして大きく貢献した。 1997年、スレンバンーポート・ディクソン高速道路 (Seremban-Port Dickson Highway) が開通。石油輸送は、次第に自動車輸送へと切り替えられていった。近年の運行ダイヤでは一往復/日の設定となっていたが、運行されない日もあった。 2008年7月11日17時15分ごろ、ヌグリ・スンビラン州ランタウ (Rantau) 近くのプライ村 (Kampung Pulai) でディーゼル機関車が牽引する14両編成の液化石油ガスとディーゼル燃料を輸送する貨物列車のうち機関車と貨車10両が脱線、うち3両が転覆した。それ以降、全線で運行が停止されている。 なお旅客列車は、1970年代中期に運行を停止している。 2008年8月16日からスレンバン~ポート・ディクソン間で観光列車を運行する予定で試運転が実施されたが、線路の改修が複数箇所必要であることが判明し、観光列車の運行は実現しなかった。 2009年2月16日、ポート・ディクソン支線の廃止予定が報道されている。 駅コード駅名マレー語駅名駅間キロ累計キロインタ丨シティ接続路線および備考所在地22700 スレンバン駅 Seremban - 0.00 ウエスト・コースト線 マレーシア ヌグリ・スンビラン州 スレンバン 56000 シリアウ駅 Siliau 19.30 19.30 シリアウ 56500 タピス・ミニャッ駅 Tapis Minyak 13.20 32.50 ポート・ディクソン 58000 ポート・ディクソン駅 Port Dickson 3.50 36.00
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