ポリゴンリダクションの登場とLoDの普及
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「3DCGソフトウェアの歴史」の記事における「ポリゴンリダクションの登場とLoDの普及」の解説
当初は3DCADデータから仮想現実に必要なローポリゴンモデルへと変換することが行われていた。ポリゴン削減ソフトウェアとしては、1992年にCyberware SoftwareがCymage (後のCyDuce→Decimate)をリリースし、1994年にInnovMetricがImCompress (後のIMEdit/IMCompress(ドイツ語版)、PolyWorks Modeler)をリリースし、1996年にSystem In MotionがPolyRed (後のRational Reducer) をリリースし、1998年にRaindrop Geomagic (後に3D Systemsが買収) がDecimator (後のGeomagic Studio) をリリースした。ミドルウェアとしては、1997年にSGIがLoD (Level of Detail)生成に対応するCAD向けAPIのOpenGL Optimizerを提供した。 ゲームにおいてもLoDの採用が始まった。1995年、Microsoftはポリゴン削減に対応するSoftimage|3D 3.0をリリースした。1998年、SonyはLightWave用のPolygonEaterをリリースし、1999年、その3ds Max版であるPolygonEater P2をリリースした。同年、Alias|Wavefrontは、LoD及びポリゴン削減に対応するMaya 2.5をリリースした。同年、Mootools softwareはPolygon Cruncher(英語版)の開発を始めた。 また、無料のポリゴン削減プラグインやソフトウェアも登場した。古いものとしては、Marvin LandisによるLightWave用ポリゴン削減プラグインのDecimateが存在した。1997年、Marvin LandisはLightWave用のLoDプラグイン及び、Decimateプラグインよりも制限の少ないポリゴン削減プラグインqemLOSSをリリースした。同年、CNR(英語版)はJadeをパブリックドメインとしてリリースし、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校はqslimを無料でリリースした。
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