ポリゴン描画機能を持つハードウェアとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 04:42 UTC 版)
「スーパーFXチップ」の記事における「ポリゴン描画機能を持つハードウェアとの違い」の解説
ポリゴンとは「多角形」という意味である。ポリゴン描画とは、立体的多面体を三角形単位に分解してデータとして持ち、カメラと対象物の位置や角度を計算し、前後関係や大きさ、歪みの度合いを描画する仕組みを指す。最近のハードウェアでは演算能力の向上などからほとんど見られなくなってきたが、かつては長方形の平面に張られたテクスチャが三角形単位で歪むという現象がしばしば起きていた。これはその長方形平面が、歪んでいる三角形単位で1つのポリゴン面を構成していたからである。 一方、スーパーFXチップによるスーパーファミコンの三次元描画では、立体オブジェクトは三角形単位ではなく平面単位で構成される。ポリゴンによるモデルは、データ上は三角形単位になるが、スーパーファミコンとスーパーFXチップ上は、例えば八面体であれば8枚のスクリーンを組み合わせて扱われる。ジャギーの問題を別とすれば、いわゆる「透明色」を用いることで、複雑な形状をした平面を作ることができる。 このような仕組みのため、スーパーファミコンとスーパーFXチップによる三次元描画はポリゴンとは呼べないとする解釈もある。
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