ポップスの流行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 17:15 UTC 版)
「ボカロ (音楽ジャンル)」の記事における「ポップスの流行」の解説
2013年中頃にkemuとトーマの活動が一時的に中断され、『カゲロウプロジェクト』のメディア展開も一旦完結した。プロジェクト系の衰退がみられたこの時期は、ボカロ史においては「衰退期」「焼け野原」と呼ばれている。ボカロ業界が「焼け野原」になったことに伴って、高速を特徴としたロック風の楽曲からポップス風の楽曲が流行した。この頃に流行した曲としてスズム名義で投稿された楽曲『世界寿命と最後の一日』、TOKOTOKO(西沢さんP)の楽曲『夜もすがら君想ふ』、ユジーの『ミルクラウン・オン・ソーネチカ』、想太の『いかないで』、n-bunaの『ウミユリ海底譚』や『夜明けと蛍』、Orangestarの『イヤホンと蝉時雨』や『アスノヨゾラ哨戒班』などが挙げられる。HoneyWorks、とあ、40mPなどのボカロPも同時代に活動している。これは、高速ロックの流行が落ち着いたことに伴ってポップスが表面化したことが関係していると考えられている。2014年にはニコニコ動画において海外Pとしては初めてミリオンを達成したCrusher-Pの『ECHO』が投稿されている。 2014年のJOYSOUNDカラオケ年代別ランキングでは10代のトップ20のランキングで、20曲中11曲がボカロ曲であるという結果となった。同ランキングにおいて40代の第5位にランクインした『千本桜』は、2015年に小林幸子が紅白歌合戦において歌唱している。 その一方で、中国では2012年頃より「VOCALOID CHINA PROJECT(現・Vsinger)」の洛天依を始めとした中国語VOCALOIDにより、Bilibiliで独自の文化を形成していくことになる。
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