ボスチニブ
分子式: | C26H29Cl2N5O3 |
その他の名称: | 4-(2,4-Dichloro-5-methoxyanilino)-6-methoxy-7-[3-(4-methylpiperazino)propoxy]quinoline-3-carbonitrile、4-(2,4-Dichloro-5-methoxyanilino)-6-methoxy-7-[3-(4-methylpiperazino)propoxy]-3-quinolinecarbonitrile、SKI-606、4-(2,4-Dichloro-5-methoxyphenylamino)-6-methoxy-7-[3-(4-methylpiperazino)propoxy]quinoline-3-carbonitrile、ボスチニブ、Bosutinib |
体系名: | 4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシアニリノ)-6-メトキシ-7-[3-(4-メチルピペラジノ)プロポキシ]キノリン-3-カルボニトリル、4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシアニリノ)-6-メトキシ-7-[3-(4-メチルピペラジノ)プロポキシ]-3-キノリンカルボニトリル、4-(2,4-ジクロロ-5-メトキシフェニルアミノ)-6-メトキシ-7-[3-(4-メチルピペラジノ)プロポキシ]キノリン-3-カルボニトリル |
ボスチニブ
ボスチニブ(Bosutinib、ボシュリフ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:33 UTC 版)
「分子標的治療」の記事における「ボスチニブ(Bosutinib、ボシュリフ)」の解説
Bcr-Ablチロシンキナーゼ阻害剤であるが、イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブとは異なる構造状態のチロシンキナーゼを阻害するために、他剤耐性の慢性骨髄性白血病に奏効する可能性がある。前治療薬に抵抗性または不耐容の慢性骨髄性白血病の治療に使用される。
※この「ボスチニブ(Bosutinib、ボシュリフ)」の解説は、「分子標的治療」の解説の一部です。
「ボスチニブ(Bosutinib、ボシュリフ)」を含む「分子標的治療」の記事については、「分子標的治療」の概要を参照ください。
ボスチニブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 06:47 UTC 版)
2017年5月25日の報道において、iPS細胞を使い白血病の治療薬「ボスチニブ」に進行を抑制する効果があることを井上らが突き止め、マウスによる実験で有効性も確かめられた。SOD1遺伝子の変異のある家族性ALSにも孤発性ALSどちらにも効果を認めた。同研究は米医学誌「Science Translational Medicine」掲載された。 2019年3月26日、京都大学iPS研究所のチームが「ボスチニブ」を使った安全性を評価する医師主導の臨床試験(治験)を始めたと発表した。2021年9月30日、治験の結果が発表された。治験では、比較的初期のALS患者を対象とし、「ボスチニブ」をおよそ3カ月間飲んだ患者9人のうち、5人で、病気の進行が止まった。ALSの進行を食い止めた例は「世界初」とみられる。今回の治験は安全性を確かめるのが主な目的で、少人数のため、効果があったかどうか統計的な判定はできない。今後は、さらに大規模な治験が計画されている。
※この「ボスチニブ」の解説は、「筋萎縮性側索硬化症」の解説の一部です。
「ボスチニブ」を含む「筋萎縮性側索硬化症」の記事については、「筋萎縮性側索硬化症」の概要を参照ください。
- ボスチニブのページへのリンク