ベートーヴェンの「英雄」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:54 UTC 版)
「ナポレオン・ボナパルト」の記事における「ベートーヴェンの「英雄」」の解説
詳細は「交響曲第3番 (ベートーヴェン)#作曲の経緯」を参照 ナポレオンを人民の英雄と期待し、「ボナパルト」という題名でナポレオンに献呈する予定で交響曲第3番を作曲していたベートーヴェンは、ナポレオンの皇帝即位に失望して彼へのメッセージを破棄し、曲名も『英雄』に変更したという逸話が伝わっているが、この逸話が事実であるかどうかについては異説も多い。ベートーヴェンは旧体制側の人間で革命派ではなかったが、終始ナポレオンを尊敬しており、第2楽章が英雄の死と葬送をテーマにしているためこれではナポレオンに対して失礼であるとして、あえて曲名を変更し献呈を取りやめたとする逸話がある。また、定説とは逆に、実際に献呈すべく面会を求めたがまったく相手にされず、その怒りから改題し上記の定説を友人に話したという、作曲家の地位向上の境目の時代を意識したような逸話も存在する。
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