ベートーヴェンとの友情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 10:00 UTC 版)
「カール・アメンダ」の記事における「ベートーヴェンとの友情」の解説
アメンダのウィーン滞在中に気の置けない交友関係を持つに至ったベートーヴェンは、1799年6月25日に彼へ弦楽四重奏曲第1番 作品18-1の初期稿を捧げている。第1ヴァイオリンのパート譜表紙には次のように書かれている。 親愛なるアメンダ!この四重奏を我々の友情の小さな証として受け取ってくれたまえ、(そして)これを弾いたらいつでも、共に過ごした日々と君への偽りなき友情をその時に思い返してほしい。そして私はいつもそう感じていくことだろう。君の温かき真の友、 —ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 2人はその後も数多くの書簡のやり取りを通じて交流を続けた。1801年7月1日の手紙においてベートーヴェンはアメンダに初めて初期の難聴のことを告白している。アメンダは1806年1月15日に2人の共通の知人であるヨハン・アンドレアス・シュトライヒャーに宛てて、ベートーヴェンとの友情をこう記している。「この人にであれば自分の全人生を捧げても構わないと思っていた。」
※この「ベートーヴェンとの友情」の解説は、「カール・アメンダ」の解説の一部です。
「ベートーヴェンとの友情」を含む「カール・アメンダ」の記事については、「カール・アメンダ」の概要を参照ください。
- ベートーヴェンとの友情のページへのリンク