ベッドタウンと日帰りビーチリゾート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:00 UTC 版)
「鵠沼」の記事における「ベッドタウンと日帰りビーチリゾート」の解説
1960年代の高度経済成長期に入ると、農村部を分断して湘南新道(神奈川県道30号)・鵠沼新道(藤沢市道鵠沼海岸線)が相次いで開通し、畑地の乱開発による宅地化が進められた。鉄道沿線には工場が誘致され、公害問題が起こったりした。旧別荘地では相続税問題などから宅地の細分化が進み、かつて高級住宅地のシンボルだった松が急速に失われた。それに伴い、行き止まり道路が増え、踏切の拡幅も遅れたため、緊急車両が入れないなど災害の危険度は増した。周辺の広い道路に面する部分では、中層の集合住宅が建てられるようになった。鉄道の高速化も進められ、小田急の快速急行やJRの湘南新宿ラインの導入などにより、都心部まで50分台で到達できる通勤圏として、さらにベッドタウン化が進んだ。海岸部では湘南海岸公園の整備が進められた。 1990年代にはいると、津波対策のかさ上げが行われ、公園全体の再開発が行われた。 海岸周辺は年間を通じて多くの観光客・サーファーなどで賑わっており、国道134号沿いはサーフショップやレストランなど観光客目当ての店舗が集中している。現在鵠沼地区で営業するサーフショップは25軒を超え、全国最大の集中地区である。また、鵠沼海岸(現:片瀬西浜海水浴場)は日本におけるサーフィン、ビーチバレー発祥の地であり、スポーツカイト、ビーチアルティメット、ビーチフットボール、ビーチテニスの全国大会も鵠沼から始まった。
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