ベッセル年とは? わかりやすく解説

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ベッセル‐ねん【ベッセル年】

読み方:べっせるねん

Besselian year平均太陽赤経1840分に達した瞬間年初とする回帰年長さは1太陽年等しい。暦年上の長さは閏(うるう)年のため一定でなく、天体位置推算不便なので、ドイツ天文学者ベッセル考案したもの。


太陽年

(ベッセル年 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 06:43 UTC 版)

太陽年(たいようねん、: solar year)とは、太陽黄道上の分点春分秋分)と至点夏至冬至)から出て再び各点に戻ってくるまでの周期のこと。回帰年(tropical year)ともいう。春分・夏至・秋分・冬至での回帰年を、それぞれ春分回帰年・夏至回帰年・秋分回帰年・冬至回帰年という。

概要

回帰年は地球の歳差運動のため、恒星年より約20分24秒短い(春分回帰年の場合)。なお、分点・至点に対する各回帰年は、それぞれ異なる値を示し、平均したものを平均回帰年(平均太陽年)という。

太陽年の変化

平均太陽年の長さは一定ではなく、少しずつ短くなっており、現在はおよそ365.242189 日である。変化の原因は、惑星からの引力が、地球の公転軌道運動および歳差に摂動を及ぼすことによる。太陽年の変化は、地球の自転変化(遅れ)とは別の事象である。

太陽年の変化は次の通りである。

1900年1月0日12時(世界時)の値
365日5時間48分45.9747秒 = 31556925.9747 秒[1] = 365.24219878125 日
2000年1月0日12時(世界時)の値
365日5時間48分45.4441秒 = 31556925.4441 秒 = 約365.242192640 日
2008年年央値[2]
365日5時間48分45.205秒 = 31556925.205 秒 = 約365.24218987 日
2013年年央値[3]
365日5時間48分45.179秒 = 31556925.179 秒 = 約365.24218957 日
2019年年央値[4]
365日5時間48分45.147秒 = 31556925.147 秒 = 約365.24218920 日
2023年年央値[5]
365日5時間48分45.126秒 = 31556925.126 秒 = 約365.24218896 日

これによれば、1900年から2000年までの100年間に約0.53秒、2000年から2008年の間に約0.24秒、2008年から2013年の間に約0.026秒、2013年から2023年の間に約0.053秒それぞれ短くなっている。

平均太陽年は、100年(正確には1ユリウス世紀)ごとに約0.532秒ずつ短くなっている。もっと精密には、平均太陽年 Y (単位は、日)の計算式は、Tを2000年1月1日0時を起点(元期)としたユリウス世紀とすると、次の通りである[6][7]

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