プリクラ写真の集め方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 14:54 UTC 版)
「プリント倶楽部」の記事における「プリクラ写真の集め方」の解説
フィルムカメラの時代には、1990年代半ばまでにはレンズ付きフィルム(「写ルンです」に代表される使い切りカメラ)で撮影した写真を交換し共有し合って楽しむコミュニケーション(アイコニック・コミュニケーション)が確立していた。[要出典] プリクラの登場により、わずか数百円で複数枚を写真シールとして作成・交換・共有することが可能になった。具体的には友達と一緒に撮ったプリクラを手帳に貼るなど利便性が高まり、女子中高生などの間で流行した。その繋がりは、直接の仲間以外の「仲間の仲間」まで及び、友人ネットワークの誇示を、写真シールという仲間内に流通しやすいアイコンとして、インスタントかつポータブルに視覚化した。 フォトアルバムとしてプリクラを貼り集める手帳は「プリクラ手帳」を略して「プリ帳」と呼ばれ、多数のプリクラ写真で埋め尽くされるものも少なくなかった。印刷されるシール以外にも写真を携帯電話でも取得できるものが主流で、写真の取得方法は、プリントシール機本体にメールアドレスを入力して携帯電話で画像をダウンロードするか、赤外線通信により送信する。撮影した1枚のみ無料で取得でき残りは有料コンテンツとしてダウンロードできる機種、全画像を赤外線通信で取得できる機種もあった。 2015年(平成27年)現在は、直接画像を取得できる機種は製造されていないため、各社との会員契約(月額300円程度)をしないと全ての画像を取得することはできない。近年ではスマートフォンの普及に伴い、会員サービスと連動して撮影した画像の管理を行う専用アプリを各社が提供している。ユーザーの中には「シールは不要で画像データだけ欲しい」という者もおり、実際にシールが印刷されない分、割安で画像だけ撮れる機種(バンダイナムコゲームス「プラチナバランス」シリーズ)も存在した。 大半のプリクラは、画像受信用のメールアドレスが日本の大手キャリアメールにしか対応していない。そのため通信キャリアと契約していないMVNOユーザーや外国人旅行者は、撮ったプリクラを携帯に送信できない問題がある。画像取得の会員契約を結ぶ際にも、支払い方法はキャリア決済(各キャリアを通じて通話料とまとめて徴収される方法)以外を選択できないことが多い。
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