プライバシーに関わる問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 14:14 UTC 版)
「ケンブリッジ・アナリティカ」の記事における「プライバシーに関わる問題」の解説
利用者の精巧な人格モデルを作成するために周知や許可なしに収集した個人情報を利用することは倫理的問題、プライバシー上の問題(英語版)を引き起こす。ケンブリッジ・アナリティカは合衆国で事業運営されているが、より厳格なプライバシー法(英語版)をもったヨーロッパであればその運営は違法となる可能性が高い。クルーズは政府からの個人情報の保護について積極的に発言しているがケンブリッジ・アナリティカのデータベースで彼は「政治的投票者の監視者」と表現されている。 フェイスブック利用者に対するケンブリッジ・アナリティカの振る舞いに関して、ケンブリッジ・アナリティカの広報の一人は、利用者はプロバイダによるサインアップ時に許可を与えているとしているが、一方でフェイスブックは「人々に誤解をさせること、情報の悪用」はフェイスブックの規約に違反すると明言している。2015年、フェイスブックはこの問題について調査中であるとした。2018年3月にフェイスブックが発表したところによると不適切な方法で収集されたフェイスブック利用者のデータをStrategic Communication Laboratoriesのアカウントが削除することに失敗した疑いがある。 アレクサンダー・ニックスが、関心のある問題についてのメッセージを受けとれるのだからデータの集積とマイクロターゲッティングは投票者の利益になると指摘する一方、デジタル権保護の活動家たちは個人が「(それに)ついて闇の中におかれ」、コントロールできない間にプライベートな情報が収集、蓄積、共有されることを懸念している。
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