ブロンズエムプレス 緑真珠【ブロンズエムプレス ミドリシンジュ】(草花類)
登録番号 | 第12037号 | |
登録年月日 | 2004年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | ブロンズエムプレス 緑真珠 よみ:ブロンズエムプレス ミドリシンジュ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社河野メリクロン | |
品種登録者の住所 | 徳島県美馬郡脇町大字北庄562番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河野通郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「サラジーン」にCym.lowianumを交配して育成されたものであり、セパルは緑黄の地色に濃黄緑色のぼかしが入る、ペタルは緑黄色の単色、リップはてい形で黄白の地色に明緑黄色の斑点が入る中型種である。草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61~100㎜、長径は51~70㎜である。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15~30度、先端の角度は30~60度、葉の長さは45~75㎝、幅は31~40㎜、葉色は緑、葉数は10~12枚である。一花茎の花数は21~30、花茎の太さは6.1~9.0㎜、長さは50~80㎝、色は淡緑、抽出の方向はやや垂下である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は61~80㎜、縦径は41~60㎜、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は切形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちはかなり小である。全体的な花色は緑系、花色はセパルは緑黄(JHS カラーチャート2911)の地色に濃黄緑(同3507)のぼかしが入る、ペタルは緑黄(同2911)の単色、リップは黄白(同2902)の地色に明緑黄(同2705)の斑点が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。「デザートルック」と比較して、花茎抽出の方向がやや垂下であること、リップ正面の形がてい形であること、セパルに濃黄緑のぼかしが入ること等で、「サラジーン ロマン街道」と比較して、セパル及びペタルの地色が緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「サラジーン」にCym.lowianumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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