フットシフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 00:47 UTC 版)
フットシフトのシフトレバーは足で操作することからシフトペダル(英: shift pedal)と呼ばれる場合が多い。一端を軸によって支持されたレバーの他端を、足の裏で踏む操作と足の甲で引き上げる操作で変速する方式が主流となっている。先端の操作部には滑り止めのついた突起が車体の横方向へ突出していて、外観形状からシフトペグ(英: shift peg)とも呼ばれる。あるいは、中心を軸で支持されたレバーの両端のどちらか一方を足の裏で踏む操作のものもあり、操作部は平らな板状となっているが、足の甲で引き上げる操作を考慮し前方に伸びたレバー端のみ軸状とした車種もある。クルーザーやビジネスバイクなどに見られ、シーソーペダル(英: seesaw pedal)とも呼ばれる。いずれの場合も、シフトレバーがトランスミッションから突き出したスピンドル(軸)に直接固定されるものと、リンケージを介して操作を伝達するものがある。 今日のようなフットシフトメカニズムを初めて導入したのはイギリスのベロセットで、1934年の事である。その後多くのメーカーがこの機構を採用したが、1936年のBMWのように、フットシフトを採用しながらも非常用にハンドシフトレバーも併設する例が普及の当初には見受けられた。 シーソーペダルを採用する代表例、ホンダ・スーパーカブ (en:Honda_C70) リンケージを介さないリターンペダルの例、カワサキ・Z1300 バックステップによるライディングポジションの改善の為にリンケージペダルを採用する例、スズキ・SV650S
※この「フットシフト」の解説は、「シフトレバー」の解説の一部です。
「フットシフト」を含む「シフトレバー」の記事については、「シフトレバー」の概要を参照ください。
- フットシフトのページへのリンク