フジムラによる鉄柱撤去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 20:31 UTC 版)
「市原ゴルフガーデン鉄柱倒壊事故」の記事における「フジムラによる鉄柱撤去」の解説
「フジムラ#令和元年房総半島台風によるゴルフ練習場鉄柱倒壊の無償撤去」も参照 同年9月26日に開催された被災者住民説明会で、東京都江戸川区の大手解体業者フジムラが倒れた鉄柱を無償で撤去する方針を示した。被害のあった全世帯から同意を得た上で作業を始めるとしており、被害者の中には無償撤去と聞いて喜びの涙を流すものもあった。 フジムラは事故発生翌日の9月10日、「被災者住民を助けたい」と市原市とゴルフ練習場に連絡していたが、被災後の混乱によりスムーズに連絡がつかず、9月14日に改めて市原市を通じて支援を申し入れ、ゴルフ練習場側がこれを受ける形で支援が決定した。同社は10年前に地元の江戸川区と「災害時における重機機材及びオペレーターの供給に関する協定」を結び、区の大規模防災訓練に毎年参加し災害時の出動体制を整備している。解体費用は概算で約4,000万円かかるという。 同年10月10日に開催された被災者住民説明会では、フジムラが撤去作業中の損害を賠償する保険に加入し、その保険料をゴルフ練習場側が支払う方針が示された。説明会には住民56人が出席し撤去工事開始が決まった(10月15日に準備工事開始、10月28日に本体工事開始)。当初は工事予定期間は2か月と見積もられていた。 同年10月12日午前6時40分ごろ、市原市は令和元年東日本台風(台風19号)の接近に伴い、ゴルフ練習場の周辺住民108世帯258人に避難勧告を出した。これは房総半島台風で倒壊しなかったゴルフ練習場東南側の約20本の鉄柱(高さ30~40メートル)が倒壊する危険への対応であった。 同年10月15日に鉄柱撤去の準備工事が開始され、10月28日に本工事が始まった。当初の撤去方法を変更したことにより作業効率が上がり、12月中旬の完了予定から大幅に期間が短くなり、11月13日に全ての鉄柱が撤去された。
※この「フジムラによる鉄柱撤去」の解説は、「市原ゴルフガーデン鉄柱倒壊事故」の解説の一部です。
「フジムラによる鉄柱撤去」を含む「市原ゴルフガーデン鉄柱倒壊事故」の記事については、「市原ゴルフガーデン鉄柱倒壊事故」の概要を参照ください。
- フジムラによる鉄柱撤去のページへのリンク