フサアカシアとは? わかりやすく解説

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ミモザ


フサアカシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/26 20:33 UTC 版)

フサアカシア
フサアカシア
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ネムノキ亜科 Mimosoideae
: アカシア属 Acacia
: フサアカシア A. dealbata
学名
Acacia dealbata Link (1822)[1]
シノニム
和名
フサアカシア
英名
silver wattle

フサアカシア(房金合歓、学名: Acacia dealbata)とはマメ科ネムノキ亜科[注 1]アカシア属の常緑高木。別名、ワットルジュ、ハナアカシアともよばれる[1]ミモザとも呼ばれるが、本来ミモザはオジギソウを指す言葉である。中国名は銀荊[1]

特徴

オーストラリア原産である。1770年にジェームズ・クックが発見し、ヨーロッパに持ち込まれた[4]日本での花期は2-4月頃になる。有名な地域としては玉野市が代表される。香りが良いため、香水の原料にされることもある。葉は羽状複葉で羽片は10-20対くらいである。

同属のギンヨウアカシアと似ているが、本種の方は葉、花とも大きい。また、ギンヨウアカシアの羽片は3-5対くらいであることで区別することができる。

19世紀以降、冬の避寒地でもあるコート・ダジュールはフサアカシア(ミモザ)の世界的な産地になった[4]。冬に適応した交雑種があるが、野生種は吸枝(地下茎の一部が地上に現れた子株)と種子が多量にある[4]。そのため、この植物が侵略的外来植物と見なされることもある[4]

脚注

注釈

  1. ^ クロンキスト体系ではネムノキ科とする[1]

出典

  1. ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia dealbata Link フサアカシア(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia decurrens Willd. var. mollis Lindl. フサアカシア(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia decurrens Willd. var. dealbata (Link) F.Muell. ex Maiden フサアカシア(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
  4. ^ a b c d セルジュ・シャール 著、ダコスタ吉村花子 訳『ビジュアルで学ぶ木を知る図鑑』川尻秀樹 監修、グラフィック社、2024年5月25日、66頁。ISBN 978-4-7661-3865-8 



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