フェーズボコーダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 09:08 UTC 版)
「タイムストレッチ/ピッチシフト」の記事における「フェーズボコーダ」の解説
詳細は「フェーズボコーダ」を参照 ピッチに影響を与えずに信号の長さを変える一つの方法は、Flanagan & Golden 1966, Portnoff 1976 らに従ってフェーズボコーダを組み立てる事である。 基本ステップ: 分析: STFTを使って信号の瞬時周波数と瞬時振幅の組を計算する: STFTとは、短くて互いにオーバーラップした、スムーズな窓関数適用でブロック化した信号サンプルを、離散フーリエ変換 (DFT) したものである。 変更: STFTの位相や振幅になんらかの処理を適用 (たとえばFFTブロックのリサンプリング[要説明]); 合成: 逆STFTの実行: 各FFTブロックを逆フーリエ変換 (IFT) し、得られた短いサンプル波形を足し合わせる。波形重畳法 (OLA)とも呼ばれる。 フェーズボコーダは正弦波成分をうまく扱うことができるが、初期実装系では非整数比の時間スケール伸縮で トランジェント ("beat") 波形にかなりの不鮮明さ(smearing)が生じ、これが位相のずれた散漫な結果(the results phasey and diffuse)をもたらす。[要説明](訳注: フェーズボコーダ#位相コヒーレンス問題参照) 最近の改善により全ての比の時間スケール伸縮でより品質の高い結果が得られるようになったが、 依然として不鮮明な残留成分が残っている。[要説明] またフェーズボコーダ技術は、ピッチシフト/コーラス効果/音色操作/ハーモナイズ効果/その他特殊な変更などの実現に使用でき、これらは全て時間の関数として変化させる事ができる。[要説明]
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