ピンセッター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:38 UTC 版)
ピンセッター(英語版)はレーンの奥にあり、ボウリングの倒れたピンを回収し、自動的にピンをセットする機械。ピンとボールを回収し、ボールとピンを分別、ボールはプレイヤーに戻し、ピンは向きをそろえて立て直す。ボウリングにおいて最も主要な装置であり「ボウリング・マシン」と呼ばれることもある。機械が発明されるまでは、右の写真のように「ピンボーイ」と呼ばれる少年がピンを手でセットし、ボールをプレイヤーに投げ返していた。 日本のボウリング場で使われているピンセッターは、主に次の4つのメーカーのものである。 Brunswick(ブランズウィック):A-1,A-2,GS-10,GS-92,GS-96,GS-98,GS-Xなど 三井物産が米国Brunswick(英語版)社と合弁して1961年に設立した日本ブランズウィックが輸入販売を行っていた。主に外国製であるが、A-2ピンセッターは同じく三井グループの日本製鋼所の手によって国内生産されていた。2007年、日本ブランズウィックの経営不振により合弁は解消され、サンブリッジが代理店となった。 AMF(エーエムエフ):82-30,82-70,82-82,82-90,82-90XL,8800など 伊藤忠商事が米国AMF社と合弁して1961年に設立した伊藤忠AMFが輸入販売を行っていた。(のちに合弁は解消)外国製。その後は2016年度までダイフクの子会社であるダイフクキュービカAMF(後にダイフクプラスモア ボウリング事業部)が販売を行い、2017年度からはアメリカンボウリングサービスが販売を行う。AMF社製のマシンはピンスポッターと呼ぶ。 BOWL-MOR(ダイフク):Z-1,Z-2,Z-3,MAGIC-10など ダイフク(当時、大福機工)が米国ボウル・モアー社と提携し、兼松の協力を得て1963年に国産化したもの。近年まで生産が行われていたが、米国AMF社がダイフクと提携していた伊キュービカ社と合併したことにより、自社による生産を中止しダイフク自身はキュービカAMF社の代理店となったが、2016年末をもって代理店契約を解消しボウリング事業から撤退。 ODIN(古河鉱業、のちの古河機械金属):FBM-1,FBM-2,FBM-5など 古河鉱業が髙島屋と提携し、1960年に開発に着手。1962年に試作ののち、1963年に販売を開始した純国産設計マシン。ピーク期には専門工場の建設(現古河ロックドリル吉井工場)まで行われたが、その後1980年に生産が中止された。 この外に紐付としては、SM(シュミット)やLS(ランシング)があった。
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ピンセッター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:45 UTC 版)
BrunswickではGS-98・GS-Xを使用し、AMFでは82-90・8800GOLD・90XLi・XLi EDGEを使用している。泉北店(閉鎖)ではBrunswickA-2を使用していた。一部の店舗では複数の種類のマシンを使用している店舗も存在する。
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