ビザンツ帝国による支配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:47 UTC 版)
「マルタの歴史」の記事における「ビザンツ帝国による支配」の解説
533年、ビザンツ帝国の将軍ベリサリウスはシチリアから北アフリカに向かう途中でマルタに上陸した可能性があり、535年までに、島々はビザンツ帝国のシチリア州に統合された。ビザンチン時代の主な居住地は、マルタ本土のメリテとゴゾのシタデルで、マルサクスロック、マルサスカラ、マルサ、スレンディなどが港として機能していたと考えられてる。マルタで発見された比較的多くのビザンティン陶器は、6世紀から8世紀にかけて、この島が帝国内で重要な戦略的役割を担っていた可能性を示唆している。7世紀後半以降、地中海はイスラム教徒の拡大によって脅かされた。この時点で、ビザンツ国はマルタの防御を改善した。これは、8世紀頃にタスシリの大聖堂の周りに建てられた防御壁に見られる。ビザンティン人は、メリテを元の3分の1に縮小するための塹壕も作った可能性もある。
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