ヒナ (女神)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 10:20 UTC 版)
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ヒナ(ハワイ語: Hina)はハワイ神話やマオリ神話などを含むポリネシア神話に出てくる女神である。
ニュージーランド
マオリ神話では、夜と死の神ヒネ・ヌイ・テ・ポや太陽の神マウイの姉妹 Hina-Ika (魚の女性)と Hina-Keha (明るい女性)として登場する。 [1]
クック諸島
クック諸島の神話では、ヒナは美しい少女で、ウナギの精で美しい若者になったトゥナと関係し、彼のおかげで大洪水を逃れて、彼の遺言で彼の首を地面に埋めたらそこからココナツの木が生えてきたという物語が語り継がれている。 [2]
ソシエテ諸島
ソシエテ諸島のタヒチの神話では、ヒナはウナギの神テトゥナ(Te Tuna)の妻だったが、彼に飽きて愛人を捜し歩き、ついにマウイの妻となって暮らす。テトゥナはしばらくマウイの家に住むが、やがてマウイとの決闘になり、マウイがテトゥナの首を地面に埋めたところ、そこからココナツの木が生えてきたという。 [3]
米国ハワイ
ハワイ神話の古典的書物 [4] を書いたマーサ・ベックウィズ(Martha Beckwith)は、女性のシンボルとしてのヒナを男性のシンボルとしてのクーと同列に扱って、カーネ、クー、ロノ、カナロアと共に5大神のように記述している。また、「Hina-Hanaia-i-ka-Malama」(月で働いている女性)を彼女の化身であるとしている。
台湾
台湾のパイワン族の「五年祭」は、先祖が女神から農耕や族長の婚礼などの儀式を学び、その後、女神との間で交わした約束が起源だともいわれている。 [5]
脚注
- ^ Jan Knapert著『Pacific Mythology』(Aquarian/Thorsons, 1992)
- ^ ヒナとウナギの愛(ポリネシアの神話と伝説)
- ^ Campbell, Joseph. 著『The Masks of God: Primitive Mythology』( New York: Viking, 1970)、pp.191-195
- ^ Martha Beckwith著「Hawaiian Mythology』 (Yale University Press, 1940 / University of Hawaii Press, 1970) Part One: Chapter II "Ku Gods"
- ^ 特色豊かな台湾先住民の祭典(2) (Taiwan Today)
参照項目
外部リンク
「ヒナ (女神)」の例文・使い方・用例・文例
- ヒナが餌を欲しがっている。
- ムクドリのヒナを親鳥に返せますか。
- 孵化後まもないヒナは、産毛が濡れていますが、2時間もすると乾いてフワフワになります。
- 彼女にヒナギクの花を摘んでやった。
- あちこちにヒナギクが群生している。
- それはただのヒナギクにすぎない.
- 庭園にはヒナギクが星のようにちりばめられていた.
- 芝生にはヒナギクがちらほら咲いている.
- これらのヒナギクは春が来るたびに芽を出す.
- ヒナコウモリ科の1属
- ヒナギクに似ているさま
- ヒナギクの茎をつなげてできた、花の鎖
- ヒナギク印刷車輪を使用するプリンタ
- 米国の心理学者、精神物理学者で、フェッヒナーの法則に取って代わるものとしてスティーヴンスのべき法則を提案した(1906年−1973年)
- オーストラリア南西部産の花で、ヒナギクに似た明るいピンクの薄い花をつける
- 通常淡い黄色のヒナギクのような花をつけるカナリア諸島の多年草の低木
- ヨーロッパ全域と西アジアの草原や開けた林地に産する草本で、黄橙色のヒナギクに似た頭花は乾燥させて興奮薬として、また打撲傷やはれものの治療に使われる
- ヒナギクに似た花を目的に広く栽培されている草本の大きな属
- 派手なヒナギクのような花を持つエゾキクの様々な主に秋に花開く植物のどれか
- ヒナギク
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