パールシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:26 UTC 版)
「コニカのカメラ製品一覧」の記事における「パールシリーズ」の解説
6×4.5cm判スプリングカメラ。 セミパール戦前型(1938年1月発売) - レンズは3群3枚のオプター75mmF4.5または「和製テッサー」と高い評価を得た3群4枚のヘキサー75mmF4.5、シャッターはアバス(T、B、1/10-1/100秒)またはデュラックス(T、B、1-1/100秒)。ボディーは堅牢で故障が少なく信頼性が高かった。ミヤマ商会から距離計連動にするパーツ「ヤホー」が販売されていた。焦点調節は目測ヘリコイド式。 セミパール戦後型(1946年4月発売) - 焦点調節は前玉回転式。 パールI(1949年1月発売) - セミパールに非連動距離計がつけられた。レンズはヘキサー75mmF4.5、シャッターはデュラックス(T、B、1-1/100秒)のみとなった。パールII並みの距離計連動に改造したものが中古市場に散見される。 パールIRS(1950年10月発売) - シャッターがコニラピッドS(B、1-1/500秒)になった。コダック式Fシンクロ接点。パールII並みの距離計連動に改造したものが中古市場に散見される。 パールII(1951年1月発売) - 連動距離計。レンズはヘキサー75mmF4.5と同時にヘキサー75mmF3.5も並売。後期型からFシンクロ接点がドイツ式に変更された。 パールIIB(1951年1月発売) - 廉価版だが調整困難だった焦点深度輪が手動になった程度で内容はあまり変わらない。連動距離計。シャッターがデュラックスS(B、1-1/400秒)に変更された。レンズはヘキサー75mmF3.5のみとなった。 パールIII(1955年発売) - セミオートマット、自動巻き留め式となり赤窓が廃止された。シャッターはコニラピッドS。 パールIIIMX - シャッターはセイコーシャMX(B、1-1/500秒)。シンクロ接点はドイツ式でM、F、Xの切り替え。 パールIIIMFX - セルフコッキング機構。シャッターはセイコーシャMFX(B、1-1/500秒)。シンクロ接点はドイツ式でM、F、Xの切り替え。 パールIIIL(1957年4月発売) - シャッターはセイコーシャMXL。ライトバリュー式になった。 パールIV(1958年12月発売) - アルミダイキャストボディーと採光式ブライトフレームファインダーで大型化し重くなった。アマチュアが35mmカメラに移行したため販売台数が少なく後に稀少品として高価になった。
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