パウンド・ケーキとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 菓子 > 菓子 > パウンド・ケーキの意味・解説 

パウンド‐ケーキ【pound cake】

読み方:ぱうんどけーき

小麦粉バター・卵・砂糖をまぜ合わせ乾燥果実を加えるなどして焼いた洋菓子。もと、材料を1ポンドずつ用いて作ったころからの名。

パウンド‐ケーキの画像

パウンドケ-キ

バタケ-キ一種砂糖、卵、小麦粉バタ-をそれぞれポンドずつ混合して作るためこの名前が付けられた。

パウンドケーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 20:38 UTC 版)

パウンドケーキ
パウンドケーキのスライス
種類 菓子
誕生時期 18世紀初頭
提供時温度 常温
主な材料 小麦粉砂糖バター
テンプレートを表示
カトルカール

パウンドケーキ: pound cake)は、バターケーキの一種。小麦粉バター砂糖をそれぞれ1「ポンド (pound)」ずつ使って作ることから「パウンド」ケーキと名づけられた。仏ブルターニュ地方イギリス発祥の家庭向けのケーキ

概要

フランスではカトルカール: quatre-quarts)といい、「四分の四」の意味。これも小麦粉・バター・砂糖・卵の4つの材料を同量ずつ使うことに由来する (4 = 1×4)。発展形としてレモンピールで香り付けしレモン風味の糖衣をかけたトーフェ(: tôt-fait;「すぐにできる」という意味)という同種のケーキも焼かれている[1]

イギリスでは18世紀初頭に、この種のケーキがレシピ集に登場し始める。当時はケーキを膨らませる技術の過渡期であり、新たに登場した卵で膨らませるケーキの中でも、パウンドケーキは定番として定着した。初期のレシピは材料を撹拌する時間が、現代では考えられないような長時間に設定されているレシピも珍しくなかった。材料費もイースト使用のケーキに比べ高価になるため、上等なケーキとされた[2]

現代のパウンドケーキは様々な進化を遂げ、中でも型の違いによって味わいも変わると言われている。

主に以下の素材を使ったパウンドケーキ型が一般的である。

  • ステンレス
  • ブリキ
  • アルミ
  • シリコン
  • ガラス

さらに、それぞれの素材に対して加工を加えることで、アルミの熱伝導製とシリコンの型離れの良さが実現するなど理想的なパウンドケーキ型も登場している。

脚注

出典

  1. ^ マグロンヌ・トゥーサン=サマ 著、吉田春美 訳『お菓子の歴史』河出書房新社、2005年、266-268頁。ISBN 4-309-22437-7 
  2. ^ ニコラ・ハンブル 著、堤梨華 訳『ケーキの歴史物語』原書房〈お菓子の図書館〉、2012年、32-34頁。ISBN 978-4-562-04784-0 

外部リンク




パウンド・ケーキと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パウンド・ケーキ」の関連用語

パウンド・ケーキのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パウンド・ケーキのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
イシハライシハラ
Copyright (C) 2025 Ishihara Co.,Ltd. All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパウンドケーキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS