ファーキン_(単位)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ファーキン_(単位)の意味・解説 

ファーキン (単位)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 22:29 UTC 版)

ファーキン (firkin) は、いくつかの異なる状況で、体積質量を計測するために用いられる単位。

元々は、中世オランダ語で「4分の1」を意味する「vierdekijn」から転じたと考えられる言葉で、1バレルの4分の1に相当する小さな樽、ないし、木製の手桶を意味し、それに入れるものの体積の単位に転じたとされている[1]

アメリカ合衆国における乾量単位

ファーキンは、アメリカ合衆国における乾量単位のひとつである。

1 ファーキン = 9 ガロン[2]

イギリスにおけるバターやチーズの単位

ファーキンは、イギリスでは、バターチーズの販売に用いられる単位でもある[3][4]

1 ファーキン = 56 ポンド = 25 キログラム

イギリスにおけるビールの単位

ファーキンは、イギリスでは、ビールの販売に用いられる単位でもある。1ファーキンは、1バレルの4分の1とされ、その量は、実際に流通しているの大きさによって異なってくるが、現状では次のとおりである[5]

1 ファーキン = 0.25 バレル = 9 英ガロン = 10.8 米国液量ガロン = 41 リットル

日本におけるビールの単位

日本でも、特に地ビールを中心としたクラフトビールに関わる業界で、特定の規格のを指して、ファーキンという表現を用いている。この樽は、容量が39.75リットルであるため、単位としてのファーキンもこれに準じるものと理解されている[6]

1 ファーキン = 39.75 リットル

出典

  1. ^ Online Etymology Dictionary”. Douglas Harper. 2017年1月28日閲覧。
  2. ^ Cardarelli, F. (2003). Encyclopaedia of Scientific Units, Weights and Measures. Their SI Equivalences and Origins.. London: Springer. pp. 44. ISBN 978-1-4471-1122-1 
  3. ^ Robinson, William (1825). The Magistrate's Pocket-book, Or, An Epitome of the Duties and Practice of a Justice of the Peace,. C. Hunter. p. 50. https://books.google.co.uk/books?id=jY8DAAAAQAAJ&pg=PA50#v=onepage&q&f=false 2015年4月9日閲覧。 
  4. ^ Crabb, George (1841). A Digest and Index with Chronological Tables of All the Statutes: From Magna Charta to the End of this Last. A. Maxwell & son. p. 231. https://books.google.co.uk/books?id=Rk8DAAAAQAAJ&pg=PA231#v=onepage&q&f=false 2015年4月9日閲覧。 
  5. ^ How Many? A Dictionary of Units of Measurement”. 2015年4月9日閲覧。
  6. ^ ビール用語辞典【ふ】 ファーキン(Firkin)”. サンクトガーレン. 2017年1月28日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ファーキン_(単位)」の関連用語

ファーキン_(単位)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ファーキン_(単位)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのファーキン (単位) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS