バーバリーチェック・商標侵害対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 04:07 UTC 版)
「バーバリー」の記事における「バーバリーチェック・商標侵害対策」の解説
キャメル地に黒・白・赤で構成されたバーバリーのチェックは細くて清楚な色合いが特徴で、「ヘイマーケットチェック」または「バーバリークラシックチェック」として知られている。 このチェック模様は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたのが最初である。当時のイギリスでは「ウインドーペーン」(窓ガラスの意)といわれるタータンが多く使用されており、バーバリー・チェックは「カントリー・タータン」と呼ばれる柄からアレンジしたもので、公募で決定した。現在は「バーバリーチェック」として登録商標となっているが、1967年に初めて裏地以外で傘やスカーフやバッグなどを含む各種アイテムに展開して広く使用された。 バーバリー・チェックを含むバーバリーのコーポレートカラーには、日本限定のものを含めると、以下のバリエーションが存在する。近年は新たなチェック模様をデザインするなど、デザインの多様化が進みつつある。 ノバチェック 後に若者市場向けに太いラインで菱形で斜めにラインを配置し幅を広く取ったパターンとして登場したもので、特に女性向けハンドバッグなどでさわやかなイメージを出したい場合に多用されている。 ハウスチェック ヘイマーケットを大きく拡大し、カラーも濃茶や白を使用してコントラストをはっきりさせた幅広のチェック。2006年に「Runway show of S/S 06」にてクリストファー・ベイリーが発表した。当初はコートやスーツやバッグのシャドウチェックなどを中心として使用されていたが、最近はレディースのバッグや革小物のデザインに多用されている。 メガチェック ハウスチェックのラインの幅広バージョン。別名ジャイアントチェック。縦横に極太や細いラインを大胆に配置したカジュアル志向の強いチェックで、主に「バーバリー・ブリット」のシャツやバッグ、コート裏地などに多用されている。カラーバリエーションも多い。 スモークドチェック(1) ブラウン地の濃淡と濃緑のラインを組み合わせた、ややミリタリーカラーにも近い渋く落ち着いたカラーのチェック。主にメンズのバッグや革小物等に多用されている。 スモークドチェック(2) ハウスチェックの色調をベージュ地にブラウンの濃淡のラインに変更した、落ち着いたカラーのチェック。主にレディースのバッグや革小物等に使用されている。 ビートチェック 黒地にグレーの濃淡のラインを組み合わせたシャドウチェック調の落ち着いたチェック。主にバッグや革小物等に多用されている。 TBチェック キャメル地にオレンジラインのチェック模様。1991年から展開された普段着ブランドの「トーマス・バーバリー」に使用されていたが、2002年にラインの廃止とともに姿を消した。 ブラックレーベルチェック 紺地または黒地に白と赤。日本オリジナル商品であるブラックレーベルにて使用されていた。 ブルーレーベルチェック レディースは水色地または薄ピンク地に白と赤、メンズは黒地に白とベージュ。日本オリジナル商品であるブルーレーベルにて使用されていた。 バーバリー・ドット ブルーレーベル2004S/Sシーズンから展開がスタートした。日本オリジナルのドット柄でブルーレーベルにて使用されていたが、近年はあまり使用されていない。
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