バリエーション展開の開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 23:45 UTC 版)
「フェンダー・テレキャスター」の記事における「バリエーション展開の開始」の解説
50年代中期にはテレキャスターの欠点を改良した新型のギター、ストラトキャスターが発表されたが、その後も根強い支持を受け、カタログ落ちすることなく、現在に至るまで製造が続けられている。50年代後半にはローズウッド指板のモデルも追加された。 1968年と69年にはサイケ・ブームもあってピンク・ペイズリーとブルー・フラワーの柄を貼り付けたモデルを発売した。壁紙を貼り付けて、シースルー塗装し、クリアを吹くという方法で製造された。1968年にはボディに中空部分を設けてfタイプのサウンドホールを開けたテレキャスター・シンラインモデルを追加。 1969年にはギターの指板に使われるローズウッドでボディとネックを制作したオール・ローズ・テレキャスターが発売される。ネックはローズウッド1ピースで、ローズ・ボディは軽量化のために中をくりぬいたホロウ加工されている。互いにホロウ加工したローズのボディ同士を薄いメイプルを挟んで接着した3層構造である。メイプルを挟んでいるのはローズウッド同士を接着することが困難だったためである。 1970年代に追加された他のバリエーションとしてテレキャスター・カスタムやデラックス、1983年に発売されたエリートなど派生機種が多数存在する。なお、1959年から68年まで発売されたモデルと72年に発売されたものと2種類ある「カスタム」については後者を「72年カスタム」と呼ぶことなどで区別するのが一般的である(下表を参照)。
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