バハ・バグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 01:37 UTC 版)
語源は前出のバハ1000及び下のカテゴリであるバハ500に出場するバギーの意である「Baja Buggy」、諸説によってはベース車の別称の「Bug」から来ており、多くのものはフォルクスワーゲン・タイプ1ベースボディのモノコック部分を流用しつつ、パイプフレームで強化、ボディワーク等も大幅に改造を施すスタイルであるカスタムカーを指し、メーカーであるフォルクスワーゲンではその仕様でのリリースはされていない。多くはボンネット前半部分をフェイスリフトさせ短絡化、その短絡させたボンネット前部に後期仕様ではヘッドライト2灯を埋め込み若しくは前期仕様となる浅く切り取られたフェンダーにヘッドライトを残し、悪路での走破性目的でアンダーガードから上のフェンダー部分のバルジを浅くし、全輪のリフト量を稼いでおり、エンジンフード部に至ってはエンジンを囲うフレームを作り、フレーム後端を切り落として剥き出しとしているものも多く、別途パイプフレームから新造するタイプは埋め込まれたヘッドライトを廃しフレーム前端へ後付けとしているボディタイプも存在する。 各地のホットロッド、コンクール・ド・エレガンス等のデザインベースとしても日本では広まりつつあり、専門のカスタムチューニングショップではビートル用にバハバグ化キット等も販売されている。 デザインの諸元は映画『カーズ』のカーキャラクターデザイナーであるディブ・ディールによる。彼個人のデザインプラモデルシリーズであるレベル「ディールズ・ホイール(Deal's Wheels)」で1970年代にディール自身が参戦していた「バハ」レーステーマである「Baja Humbug」をリリースしており、後年プラモデル化もなされて世界的に玩具化、日本の田宮模型からは1979年に「ワーゲンオフローダー」という形で電動RC化もされている。 代表的なVWバハ・バグ化キットのボディーワークの一部 バハ・バグ前期(フロント) バハバグ前期(リヤ) バハ・バグ後期(フロント) パイプフレームを組んでボディ流用されたバハ・バグ
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