バスの「スーパーシート」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:45 UTC 版)
「スーパーシート」の記事における「バスの「スーパーシート」」の解説
バスでいうスーパーシートとは、以下のバスの一部に設定した、普通席よりも上級の座席のことを指す。 京浜急行バス・弘南バスが運行する、品川 - 弘前間の夜行高速バス「ノクターン号」の3号車に設定された特別席の名称。スーパーシート付きの車両は弘南バスが所有していた。3号車のバスの後部にあり、座席は両側1席ずつ3列で計6席、ヘッドレストから足のせ台までの長さが204cmとかなりゆったりしている。ほかに、1席単位で仕切ることができるカーテン、シートヒーターなどがある。料金は3,870円(こども同額)。なお、このシートは2012年12月1日品川発の運行を最後に廃止された。 イルカ交通が運行する、名古屋 - 高岡・小矢部の高速バス「きときとライナー」に設定された特別席の名称。前方に7席設定される。普通席の横4列に対し、3列としてゆとりを提供する。料金は1,000円(こども同額。乗車券も大人同額となる)。 西日本ジェイアールバス・ジェイアールバス関東は、2005年11月1日~2006年3月31日まで、東京駅 - 大阪駅間の「スーパードリーム号」、2006年4月1日~2007年3月15日まで、新宿駅 - 大阪駅間の「スーパーニュードリーム号」を設定。眠るために開発された座席(スーパーシート)、マイナスイオン発生装置、消臭カーテンを設け、快眠グッズ(歯ブラシ、アイマスク、スリッパ、おしぼり、お茶)が配布されていた。通常のドリーム号の座席グレードアップに伴って廃止された。車両は「ドリーム号」等の続行便で使われるが、スーパーシートの呼称は使用されない。 同じく2006年4月1日~2007年2月5日まで、東京駅~大阪駅間の「プレミアムドリーム号」、2006年6月1日~2007年2月5日まで、同区間の「プレミアム昼特急号」を設定。2階建て車両を使用し、2階席にはスーパーシートを設定。前述のサービスに加え、FM文字放送によるニュースの提供がされていた。座席の更なるグレードアップに伴ってスーパーシートの設定は廃止された。 スーパーシート(JR東海バス) ジェイアール東海バスでは、2010年6月1日から、東京駅と名古屋駅を結ぶ「ドリームなごや号」・「スーパーライナー号」の一部便において、2階席の一部に通常の座席よりも幅が広いスーパーシートを設定した。 中国ジェイアールバスでは、2010年9月17日から、東京駅と倉敷駅を結ぶ「京浜吉備ドリーム号」において、後述の他社におけるプレミアムシートとほぼ同等の座席を「スーパーシート」として2階席の最前方4席に設定した。 この他、スーパーシート同様に上級の座席を提供する例としては、プレミアムドリーム号、ドリーム高松・松山号における「プレミアムシート」、ジェイアールバス関東の「Gシート」、京王電鉄バス・アルピコ交通・伊那バス・名鉄バスなどの「Sクラスシート」、東急バス成田空港 - 渋谷・二子玉川線の「キャプテンシート」などがある。
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