ハヨピラ建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 22:01 UTC 版)
「リンゴ送れ、C」事件と、終末予言そのものが外れたことから、CBAは思想や活動の新たな主軸として古代宇宙飛行士説を唱えるようになる。 その象徴的な事業として、1964年(昭和39年)、彼らが宇宙人であったと考えるアイヌの神オキクルミを称えるモニュメントやピラミッド型祭壇を備えた記念公園「ハヨピラ」を北海道平取町に建設することを計画する。建設を業者に発注するのではなく、会員自らによって設計や土木作業そのものまでが行われたため、非常に難航した。1967年(昭和42年)の完成後、松村の発病もあり、CBAは活力を失い消滅した。その後の松村の消息は不明だが、2000年頃に京都のキリスト教団体に身を寄せて亡くなったという証言がある。 なお、ハヨピラは土地を寄贈された平取町によって一時自然公園として利用されていたが、現在では立入禁止となっている。1980年代にバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』で朽ち果てた姿が紹介されている。なお、『トンデモ本の世界R』では「取り壊されてしまったようである」とされているが、2019年現在もなお施設の一部が現存している。遠望も可能。
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