ハマス、ムスリム同胞団、カタールとのつながり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 01:25 UTC 版)
「ミドル・イースト・アイ」の記事における「ハマス、ムスリム同胞団、カタールとのつながり」の解説
アメリカン ・ エンタープライズ研究所(英語版)の研究者であるマイケル・ルービン(英語版)は、MEE とその編集責任者であるデヴィッド・ハーストが、記事の中でハマスのニュース素材を独占的に入手していると指摘している。ルービンは、ハーストがムスリム同胞団を賞賛、擁護する論説を執筆している、とも指摘している。ルービンによれば、ミドル・イースト・アイのウェブサイトを登録した人物は、イギリスに拠点を置く慈善団体とされるインターパル(英語版)の元職員であり、この団体はアメリカ合衆国財務省からハマスの資金協力者と認定されているという。 サウジアラビアは、MEEが直接間接にカタールから資金を提供されているニュース媒体であると非難している。アラブ首長国連邦の新聞『The National』は、ミドル・イースト・アイの報道には反アラブ首長国連邦のバイアスがかかっている主張し、MEEの職員に何人ものアルジャジーラ出身者がいると指摘している。同紙はまた、MMEがムスリム同胞団の何人ものメンバーとつながりを持っているとも非難している。同紙の見解は、ハドソン研究所の報告書にも引用されている。 2017年6月22日、カタール外交危機の最中、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、バーレーンは、カタールに対してミドル・イースト・アイの閉鎖を含む13項目の要求を出したが、これは各国が、MMEについて、ムスリム同胞団に同情的であり、カタールから資金を得てカタール寄りの媒体になっていると見たためであった。 これらの批判に対し、MEEの編集部は公式見解を出し、MEEはカタールやその他政府・運動から資金提供を受けておらず、これまでもカタール政府に批判的な記事を配信してきたと説明した。また、MEEの閉鎖要求に対しては、思想の自由への攻撃であると批判した。
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