ハニ3形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:46 UTC 版)
ハニ3 1927年(昭和2年)9月に京浜車輌工業において新製された、二軸単車型の荷物合造付随車である。一説には武州鉄道が保有した客車を出自とするとも称されるハニ3は、全長9,440mmの木造ダブルルーフ構造の密閉型車体に、片側2箇所片開客用扉を備え、窓配置はD(1)6(1)D(D:客用扉、数値は側窓の枚数、カッコ内は戸袋窓)である。前述のように制動装置は手用制動のみで空気制動は持たない。 1948年(昭和23年)6月に東京電機工業の出張工事によって更新修繕工事が施工され、同時に荷物室を撤去の上でハフ1形1と改称・改番された。1952年(昭和27年)10月に実施された一斉改番に際してサハ1形1と改称され、さらに1957年(昭和32年)9月にはハ1形1と三たび改称が実施された。 電車の増備に伴って後年は予備車となり、1978年(昭和53年)9月に廃車となった。
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