博多姫【ハカタヒメ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5662号 |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | 博多姫 よみ:ハカタヒメ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 7月 17日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社西日本バラ園 | |
品種登録者の住所 | 福岡県糟屋郡須恵町上須恵242 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩本良一 諫山久義 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「八女津姫」の自殖により得られた一重の個体に八重の個体を交配して育成されたものであり,花房の形は房咲(6輪以上),花は明紫赤色で丸弁,平咲,無香のかなり小輪となる鉢植向きの品種である。 樹形及び株立は普通,樹高は矮性である。開花枝の太さは細,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さは短,基部の幅はかなり狭,色は赤紫,数は幹の部分は少,花枝の基部は中,花枝の中央部は少,花首はほとんど無である。小葉の枚数は7枚,本葉の長さは短,幅はかなり狭である。展開直後の若葉の色は濃緑,光沢は半光沢,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さ及び硬さは普通である。花房の形は房咲(6輪以上),蕾の形はつぼ形である。花形は平咲,花の大きさはかなり小輪,高さは低,花弁表側の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706),裏側の色は鮮紫ピンク(同9704)である。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,褪色は易,花弁の形は丸弁,花弁一枚の形は狭楕円形先端丸形,花弁の厚さはやや薄,硬さはやや柔,数は5~9枚である。花の香りは無,開花時期は晩咲である。 「八女津姫」及び「高雄台」と比較して,花色の褪色が易であること,花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の温室(福岡県糟屋郡須恵町)において,昭和60年に「八女津姫」の自殖を行い,得られた一重の個体に八重の個体を交配し,その実生の中から選抜,更にこれを増殖して試作し,諸特性が安定していることを確認して平成2年に育成を完了したものである。 |
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