ネチケット
【英】netiquette, network etiquette
ネチケットとは、インターネットに代表される電子ネットワークの利用に際し、守るのが良いとされている礼儀作法(エチケット)のことである。
ネチケットは一般社会における、いわゆるエチケットと同様、法的拘束力を持つものではない。利用者と関係者にとって互いに快い関係を維持できるために成立し、善意によって遵守されている規範である。ネチケットを顧みずに自分勝手な行動を取ると、他のユーザーやコミュニティに対して、不快、不便、あるいは損害などを与えることがある。
ネチケットとして認識されている代表的なものとしては、「個人的なやりとりを相手の許可なく一般公開しない」、「掲示板などで趣旨や話題と無関係なコメントを書き散らさない」、「電子メールで事前の連絡もなく巨大なサイズのデータを添付して送り付けない」といったものがある。なおネチケットに関するガイドラインとしては、IETFがRFC 1855として発表した文書「Netiquette Guidelines」が有名である。
ネチケットの中には、普遍的なものもあれば、ネットワークに固有の機能や事情を前提した独特のものもある。ネチケットの内容は、通信インフラの高度化によって微妙に変化することも考えられる。また「運営者の許可なくWebサイトへリンクしない」のような、賛否両論のあるネチケットもある。
参照リンク
Netiquette Guidelines - (英文)
ネチケット
(ネチケ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 03:13 UTC 版)
ネチケット(英語:netiquette)とは、インターネットや電子メールなどのネットワークを利用する上でのマナーのこと[1][2]。日本ではパソコン通信が盛況だった1980年代後半から使われた[1]。ネットワーク(network)とエチケット(etiquette) を組み合わせたかばん語で、「ネットマナー」、「ネチケ」などとも呼ばれる。現実世界でのマナーを基本に、ネット上の特性を追加したエチケットなので、ネチケットの中には挨拶やことば遣いなどの実生活のマナーも含まれるが[1]、本項では特にインターネット上のネチケットについて解説する。
注釈
出典
- ^ a b c d e 日本大百科全書(ニッポニカ),IT用語がわかる辞典,知恵蔵,ASCII.jpデジタル用語辞典,ホームページ制作用語集,DBM用語辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典内言及. “ネチケットとは”. コトバンク. 2022年2月24日閲覧。
- ^ “守っていますか?ルールとマナー 警視庁”. www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp. 2022年2月24日閲覧。
- ^ “rules and manners for networkers”. www.iajapan.org. 2022年3月23日閲覧。
- 1 ネチケットとは
- 2 ネチケットの概要
- 3 関連項目
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