ニューヨークタイムズとの提携:2010–2013
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「ファイブサーティエイト」の記事における「ニューヨークタイムズとの提携:2010–2013」の解説
2010年6月3日、ニューヨークタイムズとシルバーは、FiveThirtyEightがパートナーシップを形成し、その下でタイムズがブログを3年間ホストすることを発表した。法的には、 FiveThirtyEightはタイムズにブログを公開するための「ライセンス」を付与した。ブログはタイムズのニュースセクションの「政治」タブの下に掲載される。そのため、FiveThirtyEightはタイムズの編集や技術的な制作の対象となり、その恩恵を受けることになる一方、FiveThirtyEightはコンテンツの制作に責任を負う。 シルバーは、タイムズを選択する前に、いくつかの大手メディアから入札を受けた。契約の条件では、シルバーは新聞と日曜誌の両方の印刷版に月刊記事も書くことになっていた。シルバーは大手メディアが提供可能な露出と技術支援を得つつ彼独自の声を維持できるかを懸念していたためブログを最高額の入札者に移動しなかった。シルバーは 「そこにはちょっとしたグルーチョ・マルクス的な質がある。彼らはおそらく、最も多くの現金を提供してくれるだろうにも関わらず、あなたを会員にしようと必死になっているようにみえるどのメディアブランドにも所属したくないはずだ」 改称した「FiveThirtyEight:Nate Silver's Political Calculus」の最初のコラムは、2010年8月25日のタイムズ紙にアメリカ合衆国上院選の予測を紹介する形で掲載された。同時に、シルバーはブログの簡単な歴史を公開した。オリジナルのFiveThirtyEightのコラムはすべてアーカイブ化され、一般公開されている。 FiveThirtyEightがニューヨークタイムズに移転して間もなく、シルバーは2010年のアメリカ合衆国上院、アメリカ合衆国下院及び州知事選挙の予測モデルを発表した。これらのモデルはそれぞれ、当初は選挙歴、人口統計および世論調査の組み合わせに依存していた。538モデルは、共和党が上院で8議席、下院で55議席の純増を予測しており、実際の結果は上院で6議席と下院で63議席と予想と近い議席の増加になった。
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