ニューベッドフォードとフェアヘイブン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 03:54 UTC 版)
「グレイの襲撃」の記事における「ニューベッドフォードとフェアヘイブン」の解説
9月4日早朝、グレイの艦隊はイギリス海軍ロバート・ファンショー艦長のフリゲート艦HMSキャリーズフォートが先導し、バザーズ湾に向かった。その途中でハウ提督の艦隊と出遭った。ハウは襲撃が完了するまでブロック島近くに留まることに合意した。その日の午後にバザーズ湾に到着し、キャリーズフォートは2度岩礁に当たる不運に見舞われたが、大したことはなく、艦隊はニューベッドフォードとフェアヘイブンに向かうべくアクシネット川を遡った。その夜、グレイは川の西岸クラークスポイントで部隊を上陸させた。その夜と翌朝は「アクシネット川の全体で」船舶、倉庫、桟橋を破壊することで時間が使われた。破壊された船舶の多くは、この2つの町から出撃した私掠行為によって捕獲した戦利品だった。イギリス軍が火を付けたことで生じた大火が家屋や礼拝所にも回り、20マイル (32 km) ほど離れたニューポートでも見られるほど明るくなった。9月5日夜、フェアヘイブン側に築かれた小さな砦から38名の砲兵がイギリス艦船に砲撃があった。この部隊はその後、砦の大砲を固定して使えなくしてから放棄し、戦旗は翻したままにしていた。イギリス軍は短時間反撃し、その後砦の大砲を破壊した。 グレイ隊はアクシネット川の上流を回って東岸に移り、宿営した。翌朝部隊は再度乗船したが、グレイ将軍はフェアヘイブンにも襲撃を行うと決断した。そうしている間に地元民兵がフェアヘイブン防衛のために到着し初め、イズラエル・フェアリング少佐が、上級の大佐から指揮を引き継いだ。その大佐は積極的に防衛を行うことを躊躇していた。9月6日朝にイギリス軍がフェアヘイブンに接近すると、フェアリングは村と上陸点の間に約150名の民兵を配置した。イギリス軍は近くの建物数軒に火を付けた後、村に向かって前進した。この時点でフェアリング隊の兵士がマスケット銃の一斉射撃を行ったので、イギリス軍は急ぎ艦船の方に撤退することになった。
※この「ニューベッドフォードとフェアヘイブン」の解説は、「グレイの襲撃」の解説の一部です。
「ニューベッドフォードとフェアヘイブン」を含む「グレイの襲撃」の記事については、「グレイの襲撃」の概要を参照ください。
- ニューベッドフォードとフェアヘイブンのページへのリンク