ニック・ゴードンとは? わかりやすく解説

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ニック・ゴードン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 03:42 UTC 版)

ニック・ゴードン
Nick Gordon
カンザスシティ・ロイヤルズ(マイナー)
AAA級オマハ時代
(2025年4月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ハイランズ郡エイボンパーク英語版
生年月日 (1995-10-24) 1995年10月24日(29歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手二塁手遊撃手
プロ入り 2014年 MLBドラフト1巡目(全体5位)
初出場 2021年5月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
  • サンファン・セネターズ英語版 (2024)

ニコラス・チャド・ゴードンNicholas Chad Gordon, 1995年10月24日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州ハイランズ郡エイボンパーク英語版出身のプロ野球選手外野手内野手)。右投左打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズ傘下所属。

父は「フラッシュ」の愛称で知られた元メジャーリーガー(投手)のトム・ゴードンで、兄は同じくメジャーリーガー(内野手)のディー・ストレンジ=ゴードンである[1]

経歴

プロ入りとツインズ時代

ミネソタ・ツインズ時代
(2018年2月22日)

2014年MLBドラフト1巡目(全体5位)でミネソタ・ツインズから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズ英語版でプロデビュー。57試合に出場して打率.294、1本塁打、28打点、11盗塁を記録した[3]

2015年はA級シーダーラピッズ・カーネルズでプレーし、125試合に出場して打率.277、1本塁打、58打点、25盗塁を記録した[3]

2016年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、116試合に出場して打率.291、3本塁打、52打点、19盗塁を記録した[3]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。

2017年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは8位、ツインズの組織内では1位にランクインした[4][5]。シーズンではAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、122試合に出場して打率.270、9本塁打、66打点、13盗塁を記録した。6月28日には同年のオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[6]

2018年2月6日にメジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加することが球団から発表された[7]。シーズンではAA級チャタヌーガとAAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレーし、2球団合計で141試合に出場して打率.248、7本塁打、49打点、20盗塁を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[8]

2019年はAAA級ロチェスターでプレーし、70試合に出場して打率.298、4本塁打、40打点、14盗塁を記録した。

2020年COVID-19の影響でシーズン中止となったため、公式戦での出場は無かった。

2021年4月24日にターゲットシェパーズパイを買っている時にAAA級セントポール・セインツの監督であるトビー・カーデンハイアーから電話がかかり、MLBに昇格することを報告された[9]。4月23日にメジャー初昇格を果たしたが[10]、出場機会が無いまま26日に降格した[11]。5月3日にAAA級セントポールへ配属され[11]、開幕ロースター入りしたが[12]、出場機会が無いまま、5月4日に再びMLBに昇格した[13]。メジャーデビューとなった6日のテキサス・レンジャーズ戦にて「7番・二塁手」で先発出場してメジャー初安打と初盗塁を記録した[14]

2022年は138試合の出場で、打率.272、9本塁打、50打点、OPS.743とまずまずの成績を残した[11]。また、この年は投手としても4試合に登板したが、9失点、防御率22.09、WHIP3.82と打ち込まれた[11]

2023年はシーズン途中に右の脛を痛めた影響もあり、わずか34試合の出場に留まり、打率.176、2本塁打、7打点、OPS.504と前年から大幅に成績を落とした[11]

マーリンズ時代

2024年2月11日にスティーブン・オカートとのトレードでマイアミ・マーリンズに移籍した[11][15]。また、前日にはツインズとの年俸調停に敗れたばかりだった。同年は95試合に出場して、打率.227、8本塁打、32打点、OPS.627とある程度の復活を果たしたものの、怪我の影響で8月5日にDFAとなり[16]、8日にウェイバー公示を経てマイナーに降格した[17]。レギュラーシーズン終了後の10月10日にFAとなった[11]

この年のオフにはプエルトリコウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ロベルト・クレメンテ(LBPRC)に参加し、サンファン・セネターズ英語版に所属した[11]

オリオールズ傘下時代

2024年12月31日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[18]。契約後は、同日中にAAA級ノーフォーク・タイズに配属された[11]

ロイヤルズ傘下時代

2025年4月5日に金銭トレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[19]。移籍後はAAA級オマハ・ストームチェイサーズに配属されている[11]

プレースタイル

兄のディーと同様に身体は小さいが、運動能力抜群で、特に強肩と打撃のバットコントロールが光る。守備はポカが多く、評価が割れている[20][21]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2021 MIN 73 216 200 19 48 9 1 4 71 23 10 1 0 1 12 0 3 55 7 .240 .292 .355 .647
2022 138 443 405 45 118 28 4 9 173 50 6 4 3 6 19 1 10 105 8 .272 .316 .427 .743
2023 34 93 91 13 16 5 1 2 29 7 0 0 1 0 1 0 0 11 1 .176 .185 .319 .504
2024 MIA 95 275 260 29 59 11 1 8 96 32 5 5 0 3 11 0 1 67 5 .227 .258 .369 .627
MLB:4年 340 1027 956 106 233 53 7 23 369 112 21 10 4 10 43 1 14 238 21 .244 .283 .386 .669
  • 2024年度シーズン終了時

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2022 MIN 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 3.2 10 2 4 0 0 0 0 0 9 9 22.09 3.82
MLB:1年 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 3.2 10 2 4 0 0 0 0 0 9 9 22.09 3.82
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備


投手(P)












2022 MIN 4 0 0 0 0 ----
MLB 4 0 0 0 0 ----
内野守備


二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)




































2021 MIN 17 20 23 1 8 .977 2 0 2 1 0 .667 14 14 23 0 4 1.000
2022 36 46 67 4 16 .966 1 0 2 0 0 1.000 17 9 19 2 7 .933
2023 11 9 21 0 8 1.000 - 2 0 0 0 0 ----
MLB 64 75 111 5 32 .974 3 0 4 1 0 .800 33 23 42 2 11 .970
外野守備


左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2021 MIN 11 7 0 0 0 1.000 34 64 1 0 0 1.000 1 1 0 0 0 1.000
2022 62 94 2 1 0 .990 38 67 1 2 1 .971 -
2023 12 10 0 0 0 1.000 20 36 0 1 0 .973 -
MLB 85 111 2 1 0 .991 92 167 2 3 1 .983 1 1 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB

背番号

  • 1(2021年 - 2024年)

脚注

  1. ^ Jonathan Mayo (2013年8月2日). “Gordon following in footsteps of dad, brother” (英語). MLB.com. 2018年2月7日閲覧。
  2. ^ Rhett Bollinger (2014年6月5日). “In a flash, Twins tab prep shortstop Gordon at No. 5” (英語). MLB.com. 2018年2月7日閲覧。
  3. ^ a b c Baseball-Refernce参照。
  4. ^ 2017 MLB Prospects Watch – 100 Prospects”. MLB.com. 2018年2月7日閲覧。
  5. ^ 2017 MLB Prospects Watch – Minnesota Twins Top 30 Prospects list”. MLB.com. 2018年2月7日閲覧。
  6. ^ 2017 Futures Game U.S. Roster Preview” (英語). SB Nation (2017年7月7日). 2017年7月17日閲覧。
  7. ^ Sam Dykstra (2018年2月6日). “Minnesota Twins invite Nick Gordon to Spring Training” (英語). MiLB.com. 2020年2月21日閲覧。
  8. ^ Rhett Bollinger (2018年11月20日). “Gordon among 3 protected from Rule 5 Draft” (英語). MLB.com. 2019年2月13日閲覧。
  9. ^ Do-Hyoung Park (2021年4月24日). “Gordon on callup: 'This is what you work for'” (英語). MLB.com. 2021年5月8日閲覧。
  10. ^ Connor Byrne (2021年4月23日). “Twins Place Miguel Sano On IL, Promote Alex Kirilloff” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月7日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j MLB公式プロフィール参照。
  12. ^ Top 25 Talent, Major League Experience Highlight Saints First Triple-A Roster” (英語). MiLB.com (2021年5月1日). 2021年5月8日閲覧。
  13. ^ Connor Byrne (2021年5月4日). “Twins Place Luis Arraez On 7-Day Concussion IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月7日閲覧。
  14. ^ Do-Hyoung Park (2021年5月7日). “Gordon electrifies in long-awaited debut” (英語). MLB.com. 2021年5月8日閲覧。
  15. ^ Mark Polishuk (2024年2月11日). “Marlins, Twins Trade Nick Gordon For Steven Okert” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年2月12日閲覧。
  16. ^ Steve Adams (2024年8月5日). “Marlins Designate Nick Gordon For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月1日閲覧。
  17. ^ Darragh McDonald (2024年8月9日). “Marlins Outright Nick Gordon” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月1日閲覧。
  18. ^ Mark Polishuk (2024年12月31日). “Orioles Sign Nick Gordon To Minors Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月1日閲覧。
  19. ^ Mark Polishuk (2025年4月5日). “Royals Acquire Nick Gordon” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年4月6日閲覧。
  20. ^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 ミネソタ・ツインズ」『月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 44頁
  21. ^ 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 36頁

関連項目

外部リンク


ニック・ゴードン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:20 UTC 版)

釣りバカ日誌」の記事における「ニック・ゴードン」の解説

ケアンズ運送ユニオンリーダー

※この「ニック・ゴードン」の解説は、「釣りバカ日誌」の解説の一部です。
「ニック・ゴードン」を含む「釣りバカ日誌」の記事については、「釣りバカ日誌」の概要を参照ください。

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