ブレイディ・エイケンとは? わかりやすく解説

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ブレイディ・エイケン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 06:51 UTC 版)

ブレイディ・エイケン
Brady Aiken
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ
生年月日 (1996-08-16) 1996年8月16日(28歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 1巡目 (全体17位)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
  • カセドラル・カトリック高等学校
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国

ブレイディ・ジェームズ・エイケンBrady James Aiken1996年8月16日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手投手)。フリーエージェント(FA)。

経歴

プロ入り前

カセドラル・カトリック高等学校に在学中の2013年8月22日に第26回AAA世界野球選手権大会アメリカ合衆国代表に選出され、アメリカ合衆国の優勝に貢献した[1]

2014年6月5日のMLBドラフト1巡目(全体1位)でヒューストン・アストロズから指名された[2]。しかし、当初契約金650万ドルが提示されたものの左肘のMRI検査で炎症が見つかり、500万ドルに減額されたのを不服として契約しなかった[3]。全体1位指名での入団拒否はダニー・グッドウィンティム・ベルチャーに次いでドラフト史上3人目のことだった。契約金を減額して入団拒否された場合当該順位のボーナススロット分相当(800万ドル)がチームのその年のドラフトで支払える契約金総額から減額されるため、下位指名選手に対する契約金を削減せざるを得なくなり、その結果として5巡目指名のジェイコブ・ニックスらの入団拒否にもつながった[3]。なお、アストロズは全体1位指名のエイケンと契約できなかった補償として翌2015年MLBドラフトで全体2位指名権を与えられた(当該順位のボーナススロットの40%以上の契約金を提示して入団拒否された場合に補償が与えられる[3])が、そこで指名されたのがアレックス・ブレグマンであった[4]

2015年3月26日にトミー・ジョン手術を受ける事が発表された[5]

プロ入りとインディアンス傘下時代

2015年6月8日のMLBドラフト1巡目(全体17位)でクリーブランド・インディアンスから指名された[6]。6月19日に契約を結んだ[7]

2016年6月にルーキー級のアリゾナリーグ・インディアンスでプロデビューした[8]。後にA-級マホーニングバレー・スクラッパーズに昇格した。この年の最終成績は2勝5敗、防御率5.83だった[9]

2017年はA級レイクカウンティ・キャプテンズでプレーし、27試合で5勝13敗、防御率4.77だった[10]

2018年はスプリング・トレーニングからそのままアリゾナの球団施設にとどまり、シーズン全休して心身の強化に終始した[11]

復活を期した2019年であったが、4月にA級レイクカウンティで2試合(2/3イニング、防御率40.50)に登板して以降は試合出場はなく[12]胸郭出口症候群の治療でアリゾナの球団施設からも離れていたとも伝えられている[13]。12月になってもインディアンス球団幹部は「来春戻ってこられるかどうかも不透明」と述べていた[14]

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、マイナーリーグ公式戦が全試合中止となったため公式戦での登板はなかった。

2021年もA級レイクカウンティで1年間負傷者リスト入りしたまま公式戦での登板はなく、10月4日に自由契約となった[15]。それ以降マイナーリーグでの登板もなく、引退状態にある。

詳細情報

代表歴

脚注

  1. ^ Dons lefty goes on a world tour”. San Diego U-T Preps. 2019年2月10日閲覧。
  2. ^ Astros select LHP Brady Aiken with first-overall pick in 2014 MLB Draft MLB.com Press Release (英語) (2014年6月5日) 2015年8月10日閲覧
  3. ^ a b c Astros Fail To Sign Aiken, Nix, Marshall”. MLB Trade Rumors. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ Astros select SS Bregman No. 2 overall in Draft” (英語). MLB.com (2015年6月8日). 2025年6月11日閲覧。
  5. ^ Brady Aiken undergoes Tommy John ESPN (英語) (2015年3月27日) 2015年8月10日閲覧
  6. ^ Indians select LHP Brady Aiken in the first round of the 2015 First-Year Player Draft MLB.com Press Release (英語) (2015年6月8日) 2015年8月10日閲覧
  7. ^ Transactions June 2015 MLB.com (英語)
  8. ^ Cathedral lefties making mark in minors”. sandiegouniontribune.com. 2019年2月10日閲覧。
  9. ^ Cleveland Indians’ 2015 top pick Brady Aiken to start 2017 season with Lake County Captains”. The News-Herald. 2019年2月10日閲覧。
  10. ^ Talking Cleveland Indians prospects, phenoms and surprises”. cleveland.com. 2019年2月10日閲覧。
  11. ^ Brady Aiken eager for career reboot with Captains” (英語). News-Herald (2019年4月2日). 2025年6月11日閲覧。
  12. ^ Former top Draft pick Aiken's return uncertain” (英語). MLB.com. 2025年6月11日閲覧。
  13. ^ Cleveland releases former No. 1 MLB draft pick Brady Aiken” (英語). CBSSports.com (2021年10月6日). 2025年6月11日閲覧。
  14. ^ Former top Draft pick Aiken's return uncertain” (英語). MLB.com. 2025年6月11日閲覧。
  15. ^ R.J. Anderson (2021年10月6日). “Cleveland releases former No. 1 MLB draft pick Brady Aiken”. CBSSports.com. 2022年5月21日閲覧。

関連項目

外部リンク




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