ニコラ・カルノーとは? わかりやすく解説

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カルノー【Nicolas Léonard Sadi Carnot】

読み方:かるのー

[1796〜1832]フランス物理学者蒸気機関関心をもち、熱力学研究


ニコラ・レオナール・サディ・カルノー

(ニコラ・カルノー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 03:17 UTC 版)

ニコラ・レオナール・サディ・カルノーフランス語: Nicolas Léonard Sadi Carnot, 1796年6月1日 パリ - 1832年8月24日 パリ)は、フランス軍人物理学者技術者で、仮想熱機関カルノーサイクル」の研究により熱力学第二法則の原型を導いたことで知られる。


注釈

  1. ^ 現代の熱力学では、Aの熱は一部がピストンの上下動に使われ、残りがBへ移動したととらえるのが正しい。
  2. ^ 実際、トムソンは1845年に『火の動力』を捜し求めたが中々入手できず、手に入ったのは1848年末であった。1848年のトムソンの論文は、『火の動力』入手前に書かれたものである。(山本義隆 2009, pp. 172–173, 383)
  3. ^ なお、カルノーが解析的な表現を使わなかったのは、実際の熱機関の開発を行う技術者向けに書いたためとされるが、実際はカルノーの論文は理論的すぎて技術者に影響を与えることはなかった(クロッパー 2009, p. 97) および、(山本義隆 2009, p. 224)。

出典

  1. ^ 山本義隆 2009, p. 169.
  2. ^ (カルノー 1973, p. 23) なお同書には、カルノーの『火の動力』、および『覚書』、さらにイッポリートによる伝記が収められている。本節において特に脚注に記していない箇所の出典は、すべて同書による。
  3. ^ 山本義隆 2009, p. 223.
  4. ^ 太田浩一 2003, p. 73.
  5. ^ カルノー 1973, p. 41.
  6. ^ 山本義隆 2009, pp. 225–226.
  7. ^ a b カルノー 1973, p. 127.
  8. ^ カルノー 1973, p. 30.
  9. ^ カルノー 1973, p. 129.
  10. ^ 山本義隆 2009, p. 271.
  11. ^ a b カルノー 1973, p. 54.
  12. ^ カルノー 1973, p. 31.
  13. ^ カルノー 1973, p. 92.
  14. ^ 梅永薫 1975, p. 63.
  15. ^ a b c 杉山滋郎 著、村上陽一郎編 編 『熱学の展開』1988年。 に収録。
  16. ^ マッハ 1978, p. 235.
  17. ^ 山本義隆 2009, pp. 177–180.
  18. ^ 山本義隆 2009, p. 244.
  19. ^ クロッパー 2009, p. 88.
  20. ^ マッハ 1978, p. 236.


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