クラウジウス【Rudolf Julius Emanuel Clausius】
ルドルフ・クラウジウス
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ルドルフ・ユリウス・エマヌエル・クラウジウス(Rudolf Julius Emmanuel Clausius, 1822年1月2日 - 1888年8月24日)は、ドイツの理論物理学者。熱力学第一法則・第二法則の定式化、エントロピーの概念の導入など、熱力学の重要な基礎を築いた。
- ^ a b 室田(1988)p60
- ^ セグレ(1992)p310
- ^ "Clausius; Rudolph Julius Emmanuel (1822 - 1888)". Record (英語). The Royal Society. 2011年12月11日閲覧。
- ^ クロッパー(2009)p189
- ^ この式の導出方法については小野他編(1990)の八木の論文(pp.78-79)などを参照すること。ただし、トゥルスデルや山本は、この導出方法は不明瞭で説得力に乏しいと評している(山本(2009)p36)。
- ^ Clausius "Ueber die bewegende Kraft der Wa:rme und die Gesetze, welch sich daraus fu:r die Wa:rmelehre selbst ableiten lassen" 山本(2009)p25より引用。強調は原文のまま。
- ^ 実際のクラウジウスの論文では、Tは元々温度ではなくf(t)=1/Tで定義される「温度関数」として計算しており、論文の最後でTは結局のところ絶対温度と考えて良いと述べている。f(T)については、小野他編(1990)pp.80-84にある八木の論文、および山本(2009)pp.151-170に詳しい。なお山本は、マッハの「クラウジウスは何かを人に伝えようとしているのか、何かを覆い隠そうとしているのか、判然としない場合が多い」という文を引き、「とりわけこの54年論文は分かりにくい」としている。
- ^ 山本(2009)p67
- ^ 原題『Ueber die Energievorräthe der Natur und ihre Verwendung zum Nutzen der Menschheit』、小野周他編(1990)pp.96-111に河宮信郎による和訳と解説あり
- ^ 室田(1988)pp.63-64
- ^ 山本(2009)p207
- 1 ルドルフ・クラウジウスとは
- 2 ルドルフ・クラウジウスの概要
- 3 熱力学以外の業績
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