ニコマートELシリーズ
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「ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「ニコマートELシリーズ」の解説
ニコマートEL(Nikomat EL 、1972年(昭和47年)11月発表会開催、12月発売) - ニコン初の絞り優先AE機(ニコン初のAE機はニコンオート35)。電子シャッター制御で、調整範囲は1/1000~4秒(オート時無段階)、電池がないときは機械式の1/90秒のみ使用可能。ニコマートFT系と異なりシャッターダイヤルが軍艦部にある。電池ボックスがミラーボックスの中にある。非AiレンズでAEが可能なのは本機とニコマートELWだけである。 ニコマートELW(Nikomat ELW 、1976年(昭和51年)2月発売) - ニコマートELをオートワインダーAW-1対応としたモデル。ニコンカメラでは伝統的に巻き上げレバーの予備角引き上げで露出計の電源をONしていたが、本機ではオートワインダー連携のためシャッターボタン周囲のリングで電源のオン/オフができるように変更された。 ニコンEL2(Nikon EL2 、1977年(昭和52年)5月発売) - ニコマートELWをAi化したモデルで、名称は「ニコン」だがこのモデルまでは「ニコマート」シリーズと見なされる場合が多い。仕様面での変更は地味な印象だが、技術面では受光素子がこれまでのCdSからSPDに変更、ニコンで初めて本格的にフレキシブルプリント基板を採用等多くの新機軸が採用されている。開発はニコンFEと併行して行われ、露出制御ICはニコンFEと共用することを念頭において開発された。
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