ドイツ軍による模倣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 02:04 UTC 版)
ドイツ国防軍は北アフリカ戦線で鹵獲したM1バズーカと60mm対戦車ロケット弾を元に8.8cmロケット弾開発を行い、1943年にこのロケット弾を使用する対戦車兵器、Raketenpanzerbüchse 43/54、通称“パンツァーシュレック”(Panzerschreck:「戦車の脅威」の意)が開発・生産され、東部戦線ではT-34を撃破する威力をみせた。 詳細は「パンツァーシュレック」を参照 また、同口径で基本設計の同じ8.8cmロケット弾を使う車輪付きの牽引式対戦車ロケット砲、8.8 cm Raketenwerfer 43(後にRaketenpanzerbüchse 43に改称)、通称“プップヒェン”("Puppchen"=お人形ちゃん、の意)も開発・生産された。 詳細は「8.8_cmロケット発射器43型」を参照 パンツァーシュレックとプップヒェンのロケット弾はM1バズーカよりも大型で、これらは成形炸薬弾の貫通力が口径に比例する法則の通り、口径60mmのM1バズーカより強力だった。なお、ドイツ軍の使用したもう一つの代表的な携帯式対戦車兵器であるパンツァーファウストはロケットランチャーではなく、無反動砲に分類される兵器で、バズーカとは発射原理が全く異なる火器である。
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