ドイツ軍のケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 09:15 UTC 版)
第二次世界大戦後半のドイツ国防軍において、一個装甲師団(1944年型)では2 - 4個のカンプグルッペが編成された。うち、一個は師団主力として、装甲連隊一個に装甲擲弾兵一個大隊程度をつけたものを基幹とした。残りのカンプグルッペは、擲弾兵連隊を基幹としたため、戦力としては師団主力のカンプグルッペよりも劣った。なお、カンプグルッペの名称は、その部隊長ともなる基幹部隊の隊長名をつけることが多かった。有名なものとして、バルジの戦いにおけるパイパー・カンプグルッペなどがある。 ドイツ軍のカンプグルッペは戦場のあらゆる局面で恒常的に編成されたが、あくまでも臨時に編成されるものであり、戦闘団の司令部は、戦闘団の基幹となる部隊の司令部がそのまま用いられた為、指揮官は戦闘団全体の指揮と、自分の部隊の指揮を同時に執らねばならず、多忙を極めた。
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