ドアの移設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 13:54 UTC 版)
「豊橋鉄道モ3500形電車」の記事における「ドアの移設」の解説
3503の車内全体およびクロスシート部分 都電荒川線は停留場ホームの嵩上げ工事を施工済みのため、都電時代の本形式にはドアステップが設置されておらず、車内の床面高さはレール面上76センチメートルの均一であった。ホーム嵩上げ工事未施工の豊橋鉄道線で使用するにはステップが必須であることから、入線にあたりステップ設置工事が施工されている。 本形式のドア配置は前・中の片側2か所ずつで、進行方向左手では車体前方と中央部後寄り、右手では車体後方と中央部前寄りになる。このうち前ドアは原型では引き戸であるが、バス用の2枚折り戸に改造された。また、中央ドアは引き戸のままであるが、そのままの位置でステップを設置すると台車と干渉することから、窓1枚分前寄りに移設された。このため、側面客室部分の窓配置が原型のドア間5枚・ドア後方3枚から、ドア間・ドア後方ともに4枚ずつに変わっている。前・中ドアともにステップはレール面上40センチメートルの位置にあり、車内床面との間に2段の段差がある。ステップを新設するため、ドアの上下寸法は180センチメートルから216センチメートルに拡大した。一方、ドア幅は前ドア90センチメートル、中ドア110センチメートルで変化はない。 ドア移設の一方、ドア間のロングシートは元々窓4枚分の長さであり(空いたスペースは車椅子スペース)、動かされていない。また、ロングシートの反対側に2客ずつクロスシートが配置されている点も変わらない。定員は90人(うち座席24人)。
※この「ドアの移設」の解説は、「豊橋鉄道モ3500形電車」の解説の一部です。
「ドアの移設」を含む「豊橋鉄道モ3500形電車」の記事については、「豊橋鉄道モ3500形電車」の概要を参照ください。
- ドアの移設のページへのリンク