トヨホマレ【トヨホマレ】(食用作物)
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登録番号 | 第5131号 |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | トヨホマレ よみ:トヨホマレ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松川勲 土屋武彦 佐々木紘一 酒井真次 紙谷元一 伊藤武 白井和栄 湯本節三 田中義則 冨田謙一 黒崎英樹 角田征仁 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「キタホマレ」に「十育 206号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は中生,粒形は球,倒伏抵抗性及び低温抵抗性の強い品種である。 伸育型は有限,分枝数は少である。胚軸の色は緑,主茎長は短,節数は少,小葉の形は円葉,数は3枚葉,花色は白である。熟莢の色は淡褐,裂莢の難易は易である。毛茸の多少は中,形は直,色は白である。種皮の単色,複色の別は単色,地色は黄白,粒の子葉色は黄,粒形は球,光沢は弱,臍の色は黄,粒の大小は中の大である。開花期及び成熟期は中,生態型は夏大豆型である。子実の粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性は強,子実の収量は中,低温抵抗性及び臍周辺の着色抵抗性は強,ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。 「トヨムスメ」と比較して,胚軸の色が緑であること,粒形が球であること,低温抵抗性及び臍周辺の着色抵抗性が強いこと,ダイズシストセンチュウ抵抗性が弱いこと等で,「トヨコマチ」と比較して,胚軸の色が緑であること,粒形が球であること,ダイズシストセンチュウ抵抗性が弱いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道立十勝農業試験場(河西郡芽室町)において,昭和58年に「キタホマレ」に「十育206号」を交配し,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成元年に系統適応性検定試験,2年以降「十育220 号」の系統名で生産力検定試験及び特性検定試験等の試験を行い,その特性を確認して育成を完了したものである。5年は雑種第11代である。 |
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