デーヴィス、デル・マガジンズ、ペニー
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「アスタウンディング」の記事における「デーヴィス、デル・マガジンズ、ペニー」の解説
1980年、コンデナストはアナログ誌をデーヴィス・パブリケーションズに売却。ヴォーグなどを主力としているコンデナストの中で、アナログ誌は浮いた存在だった。デーヴィスはアナログ誌のマーケティングにも積極的だったため、シュミットはこの売却がよい方向に働くだろうと考えた。 ニューススタンドでの売り上げが低下し、予約購読がそれを補償するほど伸びなかったため、1970年代から1980年代にかけて部数は減少している。1980年の発行部数は10万4千部で、そのうちニューススタンドでの売り上げは4万5千部である。1983年には、発行部数が11万5千部に達した。 1981年、月刊から4週間ごとの発行に切り替え、年間13号を発行するようになった。1990年の発行部数は8万3千部で、そのうちニューススタンドでの売り上げは1万5千部である。 1992年、デーヴィスはアナログ誌をデル・マガジンズ(英語版)に売却した。デル・マガジンズは後にペニー・パブリケーションズ(英語版)に買収された。 1996年には月刊に戻り、さらに翌年には年間11号の発行(7/8月合併号)とした。2004年には、1/2月合併号としてさらに年間発行回数を減らしている。 シュミットは1980年から2006年まで27回連続でヒューゴー賞編集者部門に、2007年から2013年まで7回連続で同賞の(同部門を改組した)短編編集者部門にノミネートされたが、2012年まで一度も受賞せず、2013年に初めて受賞した。2013年のワールドコンでは、長年の編集業における功績を称えられて実行委員会から特別賞を授与された。 シュミットは2012年8月に編集長退任を発表した。2013年4月から、トレヴァー・クァクリが編集長を務めている。 『アナログ』誌は毎年、年間のベスト小説、記事、イラストを読者投票で決めている。この賞を受賞した作家がヒューゴー賞を受賞することが多い。 1983年には11万5千部だったアナログ誌だが、2011年には26,493部にまで減少している。しかし、デジタル版の販売数が伸びており、過去2年間は発行部数が若干上昇に転じている。
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