データの傾向や特徴を指摘説明する
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:31 UTC 版)
「IMRAD」の記事における「データの傾向や特徴を指摘説明する」の解説
「与えられたデータに対し、その傾向や特徴を指摘説明する」ということに関して、ヒラリー・グラスマン-ディールは自著(P146)において、以下のように述べている。 この図に対するコメントを、As can be seen in the figure, the two curves are very similar (図のように、この2本の曲線は非常に似ている)と書いた場合、読者は曲線の間にある類似性に注目するので、2本の曲線は似ているように見えるだろう。しかしながら、As can be seen in the figure, the two curves are noticeably different (図のようにヽこの2本の曲線は著しく異なっている)と書いたならば、読者は曲線の間の違いに注目するので、違って見えるはずだ。結果に対するコメントは、その結果について自分がどう考えているかを伝え、読者の理解の仕方に影響を与えるのである。 「図表型の小論文問題」の解説、や、「図表に関わるライティング」のテキストには、以下のようなことに注意するよう記載がある その「資料」が何の資料なのかをきちんと確認/記述する。 縦軸・横軸がある場合は、両軸の単位をきちんと確認/記述する。特に単位が無次元となる場合(g/g (w/w), L/L(v/v)のような場合)にも、単位を簡約せずに書く。 図表から読取った特徴を具体的な数値を用いて文章化する。 増加、減少、サチュレーション、発散、最大/極大値や最小/極小値、変曲点、軸との交差等グラフの特徴に着目し、どのような変化があるのかをきちんと確認/記述する。 「右肩上がりの折れ線グラフ」→「年々上昇傾向にある」「上昇していく」「下降の一途をたどっている」 一つのグラフ面に複数の項目(系列)が同時に表示されている場合は、比較して相違点,、類似点を探す。 複数の図表の間の関連を述べる場合には、極力縦横両軸のスケールを揃える。
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