デュイスブルク方面
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「食堂車 (ラインバーン)」の記事における「デュイスブルク方面」の解説
デュッセルドルフとデュイスブルクを結ぶDバーン(ドイツ語版)(現:シュトゥットガルト・シュタットバーンU79号線)では、1937年に開催された見本市(Schaffendes Volk)に合わせ一時的に食堂車が運行された事があったが、本格的な営業運転が開始されたのは第二次世界大戦後の1949年だった。当初は戦前に作られた2両の付随車(Tw 57、58)が改造されたが、1960年以降は同路線を共同で運営するラインバーン(ドイツ語版)(デュッセルドルフ)とデュイスブルク交通会社(ドイツ語版)により、調理設備が設置された3車体連接車が投入された。車内では飲料から簡単な肉料理まで多様な飲食物が振舞われた。 その後も新たに増備された3車体連接車の一部が食堂車として導入され、Dバーンがシュタットバーン化されU79号線と改められて以降も食堂車の営業は継続されたが、不規則なスケジュールや長時間の停車時間などダイヤ面の問題に加え採算も合わなくなった結果、運営事業者の撤退により1998年7月31日をもって廃止された。大半の車両は供食施設が撤去され一般車と同様の運用に就く事となったが、1960年製の1両(2498)については2020年現在でも供食設備を残す形で動態保存が行われており、イベント走行や各種の貸切運転に用いられている。 デュイスブルク交通ではこのDバーンに加え、デュイスブルク市内の9号線でも1965年7月から食堂車の運行を実施したものの、運行ダイヤや採算性の問題により1年にも満たない1966年2月に終了している。
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