テレビ活動
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テレビ時代が到来すると、マーサの活動も映画からテレビにその比重を移すこととなった。そのテレビでの活動においても、マーサは初期のテレビ・スターとして活躍した。1954年から1956年にかけてNBCで放送された『マーサ・レイ・ショー(英語版)』では、引退したばかりの元世界ミドル級チャンピオンであるロッキー・グラジアノがマーサの気まずいボーイフレンド「グーンバ」役として共演し、プロデューサーと構成は、のちにCBSで『フィル・シルヴァー・ショー(英語版)』を手掛けるナット・ヘイケン(英語版)であった。ショーを盛り立てた主なゲストにはザ・ザ・ガボール、シーザー・ロメロ、ブロードウェイダンサーのウェイン・ランブ(英語版)といった面々が登場した。また、『ワッツ・マイライン?(英語版)』などのテレビ番組にもゲスト出演したが、当時の夫との関係がこじれたことや健康問題、『マーサ・レイ・ショー』の1955年9月20日の放送でマーサがゲストの女優タルラー・バンクヘッドとともにCBSのクイズ番組の勝者だった12歳のアフリカ系アメリカ人女子をキス攻めにしたことが視聴者の批判を浴びて番組の人気が急落したことが重なり、『マーサ・レイ・ショー』終了後の1956年8月14日に睡眠薬自殺を図ったが一命を取りとめた。回復後、マーサはローマ・カトリックでもユダヤ系でもなかったにもかかわらず、クリストフォロスとジェネシスの金メダルおよびダビデの星を授かり、お守りとして大切にした。以降に出演したテレビ番組では、マーサは世話になったフロリダ州マイアミのセント・フランシス病院にいた姉妹の修道女への感謝の意味をこめて、「おやすみ、シスター」と語ることが通例となった。 後年には前述のように、1970年代から1980年代にかけて「ポリデント」のコマーシャルに出演した。
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